Muzammil Esmail - Google for Work プロダクト マネージャー

Admin SDK を基に、Google for Work のお客様向けに包括的なディレクトリ サービスを構築できるため、データ ストレージに関する顧客固有のビジネスニーズに対処するのに役立ちます。Admin SDK の重要なアップデートをいくつかご紹介します。

ユーザー プロフィールのカスタム属性
Directory API の新機能を利用して、自社ユーザー向けのカスタム属性を追加できるようになりました。たとえば、ユーザーの担当プロジェクト、デスク番号、職務レベル、採用日など、自社に必要な情報を含めることができます。

ドメイン用に定義したカスタム属性の動作は、ユーザー プロフィールの通常のフィールドと同じです。カスタム属性を作成してユーザーに設定すれば、カスタム フィールドで検索を行うこともできます(たとえば「福岡にいる、shinyNewApp 担当のすべての従業員」など)。

カスタム属性にはさまざまなデータ型を使用でき、単一値にも多値にも対応します。また、「一般公開」(ドメイン上の誰もが閲覧可能)にするか、「非公開」(管理者とユーザー自身のみが閲覧可能)にするかどうかを設定することもできます。

すべてのドメイン ユーザーへの読み取りアクセス
これまでは管理者しか Admin SDK 内のデータにアクセスできませんでしたが、今後は(管理者だけでなく)すべてのユーザーが Directory API を呼び出してドメインの任意のユーザーのプロフィールを読み取ることができるようになります(ただし、アクセス制御設定とプロフィールの共有設定が優先されます)。

この新機能が、組織内のすべてのユーザーが使用できるビジネス アプリケーション(例: 企業のユーザー ディレクトリ、経費の承認、休暇管理、ワークフローなどのアプリケーション)の構築に役立つことを願っております。

Admin SDK、特に Directory API の詳細については、Google のドキュメントをご覧ください。