2017年10月5日木曜日

ホスト型 S/MIME がルート認証局(CA)の高度な管理に対応

この記事は 9 月 22 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。

Gmail のホスト型 S/MIME ソリューション (英語) を利用するには、信頼された特定のルート認証局(CA)が発行した、厳格なガイドラインに準拠する証明書が必要です。しかしこのたび、企業の皆様より多数寄せられたご要望にお応えし、ホスト型 S/MIME 用の追加のルート証明書を管理コンソールからアップロードできるようになりました。この機能は本日より、ホスト型 S/MIME を使われている Gmail 管理者の皆様にご利用いただけます。

追加のルート証明書の承認

Google では、厳格なガイドラインに準拠する S/MIME 暗号化メールの承認についての要件を定めています。このため、メールの受信者がその要件を満たさない場合、「信頼性がある」とはみなされず、暗号化されたメールが送信されません。このたび管理コンソールに導入される設定を利用することで、管理者は追加のルート証明書をアップロードし、Gmail サーバーに信頼してもらいたいメールをユーザーに対して明示できるようになりました。ご利用方法について詳しくは、ヘルプセンター記事をご覧ください。

注: 追加のルート証明書が承認されることで、「信頼されていない」ことを示す Gmail のインジケーターが表示されなくなります。このため、こちらの記事を参考に現在利用されている証明書の検証を行うことをおすすめします。

リリースの詳細
リリース方式:
即時リリースと計画的リリースの両方が対象

エディション:
G Suite Enterprise をご利用のお客様が対象

展開ペース:
完全に展開(機能が表示されるまでに 1~3 日かかります)

対象:
管理者のみ

対応:
管理者による対応を推奨

より詳しく
ヘルプセンター: ホスト型 S/MIME を有効化してメールの安全性を高める
ヘルプセンター: S/MIME 証明書プロファイル
ヘルプセンター: Gmail for S/MIME による信頼を得ている CA 証明書