管理コンソールの端末の監査ログからは、組織で管理しているモバイル端末やデスクトップ パソコンで行われた操作内容に関する情報を得ることができます。このレポートを利用できるのは、これまではモバイルの詳細管理が有効になっているドメインの管理者様に限定されていましたが、このたび、さらなる利便性向上のために、G Suite Business、G Suite Enterprise、G Suite Enterprise for Education をご使用で、モバイルの基本管理やエンドポイントの確認を有効にしているドメインの管理者様にも、このレポート内の一部のイベントをご覧いただけるようになりました。
Google では、ユーザーのアカウントを保護し、組織のデータを安全に保つための新しい方法を常に模索しています。そのような取り組みの一環として、今後は G Suite アカウントにログインする際に、本人確認のために従業員 ID の入力が求められる場合があります。この方法により、アカウントの不正使用をより効果的に防ぐことができます。本人確認に使用するデータにはさまざまな種類がありますが、なかでも従業員 ID は推測しづらく、フィッシングがより困難であるためです。
従業員 ID によるログイン時の本人確認を有効にする 従業員 ID によるログイン時の本人確認は、G Suite 管理者が ID 情報をユーザーに提供している場合にのみ、ドメインに導入できます。次の 3 つの方法があります。
ユーザーに通知する 従業員 ID によるログイン時の本人確認を有効にする場合は、従業員 ID の確認方法をユーザーに案内するとともに、G Suite アカウントへのログイン時に従業員 ID の入力を求められることがある旨をお伝えいただくことをおすすめします。別の方法による本人確認を希望しているユーザーには、再設定用の電話番号やメールアドレスを更新してもらいます。
このたび、Google ドキュメントのクイック アクセス機能をご利用いただける G Suite ユーザーの範囲を広げるとともに、データ探索機能で自然言語をサポートすることになりました。ドキュメントの検索にかかる時間の短縮と、作業効率の向上にお役立てください。
ドキュメントのクイック アクセスをご利用いただけるユーザーの範囲を拡大
ドキュメントの検索にかかる時間を短縮し、より多くの時間を実際の作業に割くことができるように、今年初めにドキュメントのクイック アクセス機能をリリースしました。この機能をご利用いただけるのは G Suite の一部のエディションをご利用の場合に限られていましたが、このたびすべての G Suite エディションのユーザーにご利用いただけるようになります。
Google ドキュメントのデータ探索機能の使い方については、関連のヘルプセンター記事をご覧ください。
自然言語を使ったデータ探索が可能に
Google ドキュメントの [データ探索] で自然言語を使えるようになるため、より楽に検索できるようになります。
自然言語の使用は、より自然で直感的な検索を可能とさせます。普段使用する言葉で、たとえば、「先週共有してもらったスライド」や「今月作成したドキュメント」などと入力して検索すれば、目的のファイルが見つかります。他の Google サービスの自然言語処理と同様に、Google ドライブ(ドキュメント、スプレッドシート、スライドのファイルを含む)から関連のファイルや情報が表示されます。
Google ドキュメントのファイル上からデータを検索する方法については、関連のヘルプセンター記事をご覧ください。
Jamboard は、リアルタイムのピアツーピア コラボレーションを通じて、インタラクティブで魅力的な体験を共有できるよう設計されています。Jamboard では、オンラインのプラットフォームを使って問題のソリューションやアイデアを共有でき、教室での新しいコラボレーションを実現しています。Google では、Jamboard をより多くの教育機関に導入していただけるよう、特に G Suite for Education ドメインを対象とした新しい割引価格をご提案しております。
米国にお住まいの G Suite for Education ユーザーは、初期費用 5,600 米ドルで Jamboard をご購入いただけるようになりました。この価格には以下の特典や付属品も含まれます。
1 回限りの管理およびサポート料金 600 米ドル
壁掛け用マウント(別売りのキャスター付きスタンドもあります)
タッチペン 2 本
消しゴム 1 個
すでに Jamboard をご購入いただいている G Suite for Education のお客様は、1 回限りの管理およびサポート料金プログラムの対象となります。
過去の G Suite サービスの全世界での可用性を確認できる新しいレポート機能が、管理コンソールに登場します。このレポートは「G Suite アプリの月間稼働時間レポート」と呼ばれ、G Suite ステータス ダッシュボードの G Suite の現在の状況と未来の可用性に関連するものです。これら 2 つのレポートが、サービスの可用性について過去と現在の状況を理解するのに役立ちますと幸いです。
レポートを表示するには、管理コンソールを開いて [レポート] > [G Suite アプリの月間稼働時間] にアクセスします。
ドライブのゴミ箱のファイルに保持ポリシーを設定する G Suite 管理者は、ユーザーのゴミ箱に移動されたドライブのファイルにカスタムの保持ルールを設定することもできるようになります。これにより、ユーザーのマイドライブやチームドライブで引き続きアクティブなファイルのライフサイクルと、ユーザーが削除したファイルのライフサイクルを分けて、組織で柔軟に管理できるようになります。
Google フォームを使ってより独創的なアンケート、フィードバック フォーム、テストなどを作成できるように、新たにテーマのカスタマイズ オプションを導入することになりました。具体的には、フォームのテーマの色やフォントを選択できるようになりました。ユーザーの皆様からは、組織やチームのブランディングに合ったフォームを作成するオプションの充実を希望される声が多く寄せられていましたが、これは中でもご要望が多かった機能です。これらのオプションを活用して、フォームを自由にカスタマイズしてください。
例として、ゲームなどを制作するグローバルかつインタラクティブなエンターテイメント ソフトウェア企業である Electronic Arts(EA)を見てみましょう。EA では多数のゲームを制作するために、新しいゲームのプロジェクトに必要なデザイナーや、スタジオの立ち上げ支援に必要な HR コンサルタントなど、さまざまなプロジェクトでスタッフを一時的に割り当てる必要があります。そのため EA の IT 部門では、App Maker でスタッフ割り当てを効率化するカスタムアプリを作成しました。
「適任者の確保はその場しのぎで行われていましたが、App Maker のおかげで、スタッフ割り当てのリクエストを詳細に追跡するアプリを簡単に作成することができました。このカスタムアプリでは、以前は面倒な手作業で行われていたスタッフの月別稼働率の計上と経営側への結果報告も行うことができます」と、EA の IT 部門責任者 Peter McAuley 氏は述べています。
過去数か月の間に、Google は EA、Colgate-Palmolive、SADA Systems などの世界中のお客様やパートナーと連携し、特定のビジネスニーズを解決するためのアプリを開発してきました。
管理: 今後数週間以内に、G Suite 管理者は組織で利用しているアプリについてその所有者、使用状況を示す指標、OAuth の権限といった情報をいつでも把握できるようになります。拡張された OAuth ホワイトリスト制御機能(英語)を使用すれば、管理者は承認していないアプリの実行を禁止できるようになります。詳細
使ってみる
App Maker は、G Suite Business、G Suite Enterprise、G Suite for Education をご利用のすべてのお客様にご利用いただけるようになりました。詳しくは詳細情報をご覧いただくか、ドキュメント(英語)または Codelab(英語)で使い方をご覧ください。情報やアイデアを得て、独自のアプリを作成してください。
G Suite 管理者向けの追加情報
App Maker は、幼稚園や小中高校で G Suite for Education をご利用の場合や、手動で新しいサービスを許可されている場合を除き、G Suite Business、G Suite Enterprise、G Suite for Education、G Suite Enterprise for Education をご利用のお客様を対象にデフォルトで有効になります。ドメインで App Maker がまだ有効になっていない場合は、管理コンソールの [アプリ] > [その他の Google サービス] で有効にすることができます。
App Maker には Google Cloud SQL の組み込み型サポートが含まれます。これには、Google Cloud Platform アカウントが必要になります。ドメインに Cloud SQL を設定するには、こちらのヘルプセンターの記事に記載されている手順で操作してください。JDBC API または REST API を使用して、App Maker を独自のデータベースに接続することもできます。
G Suite 管理者は、ドメイン内の App Maker の使用を管理できます。たとえば、ドライブの監査ログを使用して App Maker アプリを作成するユーザーのアクティビティを表示したり、OAuth トークンの監査ログで App Maker アプリのエンドユーザー アクティビティを表示したりできます。G Suite 管理者が利用できる管理機能について詳しくは、ヘルプセンターをご覧ください。