2018年8月20日月曜日

G Suite セキュリティ センターの新しい調査ツールで脅威に優先順位を付けて解決(アーリー アドプター プログラム)

この記事は 7 月 24 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。

このたび、G Suite セキュリティ センターの新しい「調査ツール」をアーリー アドプター プログラム(EAP)でリリースすることになりました。この調査ツールは、G Suite 管理者やセキュリティ アナリストが、組織内に存在するセキュリティ上の脅威を特定し、優先順位を付けて解決するのに役立ちます。このツールはセキュリティ センターの既存の機能を基に構築されています。このツールを使用すると、管理者は次のことを行えます。

 
  • 検索オプションを使用して、ドメイン内のセキュリティに関する問題を特定する
  • ユーザー、端末、データを対象とする脅威に優先順位を付ける
  • 脅威の範囲の拡大と影響度を抑えるために、全体的な対応を行う
 

G Suite セキュリティ センターの新しい柱

クラウドで運用を行う IT 管理者やアナリストは、運用における脅威やギャップがセキュリティ インシデントになる前に阻止するためのツール、可視性、補助的なインサイトを求めています。そのため Google では、今年の初めに G Suite のセキュリティ センター導入しました。セキュリティ センターではセキュリティ分析、行動につながるインサイト、推奨の対応方法をまとめて確認することができ、組織、データ、ユーザーの保護に役立ちます。

このたびの新しい調査ツールをご利用いただくことで、セキュリティ センターでより詳細にインシデント調査を行い、統合的な対応をとることができます。調査ツールを使用すると、管理者は次のことを行えます。
  1. 包括的なクエリを使用する - Gmail、Google ドライブ、端末のログなどの複数のデータソースを対象に、組織全体のデータを検索できます。
  2. 悪意のあるメールを削除する - ユーザーの受信トレイ内にある悪意のあるメールを特定し、削除することができます。
  3. ファイル共有を監視する - 外部と共有されているドライブ ファイルを調べて、不正使用を防ぐための対策を講じることができます。
  4. 相関関係を特定する - 横断的に検索し、結果を相関づけることができます。
  5. 端末を分析する - 端末が不正使用されている場合や、端末に脆弱なバージョンの OS が搭載されている場合に、アカウントの停止や端末のワイプを実施できます。
  6. ドライブ ファイルを監査する - ドメイン全体でアクセス権を変更したり、ドライブ ファイルに対して IRM コントロールを設定したりできます。

アーリー アドプター プログラムで調査ツールのご提供を開始

これまでこの調査ツールは、一部のテストユーザーやお客様にのみプレビューに参加いただいておりましたが、EAP でのリリースにより、さらに多くのお客様にご利用いただけることになりました。EAP へのご参加は、G Suite Enterprise または G Suite Enterprise for Education をご利用のドメインのお客様が対象です。G Suite 管理者の方には、組織を代表して組織のプライマリ ドメインでお申し込みいただけます。こちらより EAP にお申し込みください。

より詳しく
アーリー アドプター プログラムのお申し込みフォーム
The Keyword: Work reimagined: new ways to collaborate safer, smarter and simpler with G Suite