新しい機能の概要
前回は、2019 年 4 月 16 日より、従来バージョンのハングアウトのチャット メッセージが、メール保持ルールと記録保持で保護されなくなることをお知らせしました。代わりに、Hangouts Chat の保持ルールと記録保持によって、従来バージョンのハングアウトと Chat の両方のチャット メッセージが保護されるようになります。従来バージョンのハングアウトでやり取りしたメッセージを保持するには、2019 年 4 月 16 日までに、Google Vault で既存のメール記録保持(従来バージョンのハングアウトのメッセージに適用しているもの)をすべて Hangouts Chat にコピーする必要があります。このコピー作業を数回のクリックで行えるよう、本日 Vault に新機能をリリースいたしました。ご利用対象
Vault 管理者のみ利点
この機能を使うことで、従来バージョンのハングアウト メッセージに適用されているのと同じ Vault ポリシーで、新旧両バージョンの全メッセージを保持できます。ご利用方法
管理者: Vault で次の操作を行います。- Vault の案件一覧から、Gmail の記録保持が含まれている可能性のある案件をクリックします。選択した案件の記録保持一覧から、メール記録保持を複数まとめて選択できます。
- メール記録保持を選択し、[記録保持(リティゲーション ホールド)を Hangouts Chat にコピーする] をクリックします。
エンドユーザー: ご対応の必要はありません。
詳細
Hangouts Chat では期間や検索キーワードに基づく記録保持がサポートされていないため、これらはコピーされません。保管対象の会話をチャットルーム内で保持するために、これらの記録保持の期間を延長することも可能です。また、記録保持を多数設定している場合は、Vault API を使用してまとめてコピーする方法も便利です。
関連情報
- ヘルプセンター: 対応要: Hangouts Chat の記録保持(リティゲーション ホールド)や保持の設定
- G Suite アップデート ブログ: ハングアウト サービスの今後の統合予定(G Suite をご利用のすべてのお客様が対象)
リリース時期
展開の詳細- 即時リリースをご利用のドメイン: 2019 年 2 月 20 日以降、完全に展開(機能がご利用いただけるようになるまでに 1~3 日かかります)
- 計画的リリースをご利用のドメイン: 2019 年 2 月 20 日以降、完全に展開(機能がご利用いただけるようになるまでに 1~3 日かかります)
- Vault アドオン ライセンスをお持ちの G Suite ユーザーのほか、G Suite Business、G Suite Enterprise、G Suite Enterprise for Education エディションのユーザーが対象
デフォルト設定(有効または無効)
- この機能はデフォルトで有効になります。
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