2019年3月9日土曜日

Google Vault で Gmail の記録保持(リティゲーション ホールド)を Hangouts Chat に簡単にコピー

この記事は 02 月 20 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。

新しい機能の概要

前回は、2019 年 4 月 16 日より、従来バージョンのハングアウトのチャット メッセージが、メール保持ルールと記録保持で保護されなくなることをお知らせしました。代わりに、Hangouts Chat の保持ルールと記録保持によって、従来バージョンのハングアウトと Chat の両方のチャット メッセージが保護されるようになります。従来バージョンのハングアウトでやり取りしたメッセージを保持するには、2019 年 4 月 16 日までに、Google Vault で既存のメール記録保持(従来バージョンのハングアウトのメッセージに適用しているもの)をすべて Hangouts Chat にコピーする必要があります。このコピー作業を数回のクリックで行えるよう、本日 Vault に新機能をリリースいたしました。
 

ご利用対象

Vault 管理者のみ
 

利点

この機能を使うことで、従来バージョンのハングアウト メッセージに適用されているのと同じ Vault ポリシーで、新旧両バージョンの全メッセージを保持できます。

ご利用方法

管理者: Vault で次の操作を行います。
  • Vault の案件一覧から、Gmail の記録保持が含まれている可能性のある案件をクリックします。選択した案件の記録保持一覧から、メール記録保持を複数まとめて選択できます。
  • メール記録保持を選択し、[記録保持(リティゲーション ホールド)を Hangouts Chat にコピーする] をクリックします。
 

エンドユーザー: ご対応の必要はありません。

詳細

Hangouts Chat では期間や検索キーワードに基づく記録保持がサポートされていないため、これらはコピーされません。保管対象の会話をチャットルーム内で保持するために、これらの記録保持の期間を延長することも可能です。

また、記録保持を多数設定している場合は、Vault API を使用してまとめてコピーする方法も便利です。

関連情報

リリース時期

展開の詳細
 
G Suite のエディション
  • Vault アドオン ライセンスをお持ちの G Suite ユーザーのほか、G Suite Business、G Suite Enterprise、G Suite Enterprise for Education エディションのユーザーが対象

デフォルト設定(有効または無効)
  • この機能はデフォルトで有効になります。

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