2019年4月30日火曜日

アクセスの透明性によるクラウドデータのセキュリティに対する信頼性の向上

この記事は 4 月 10 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。

これはサンフランシスコで開催された Google Cloud Next ‘19 (英語)で発表された機能です。ライブストリームやイベントのセッションの録画を視聴するには、Next OnAir (英語)をご覧ください。

変更点

Google では、G Suite のアクセスの透明性を確認できるようにしています。アクセスの透明性により、Google スタッフによるお客様のデータ操作をより詳細に把握できます。アクセスのあった理由を、該当する場合は特定のサポート チケットへの参照も含め確認できるため、監査の要件を満たすことにもつながります。

アクセスの透明性は、G Suite Enterprise と G Suite Enterprise for Education でのみご利用いただけます。

ご利用対象

管理者のみ

利点

G Suite チームは、透明性を通じてお客様と信頼関係を築くために真摯に取り組んでいます。そのためアクセスの透明性では、Google スタッフが行った操作と各アクセスの理由を詳細にまとめたログを、該当する場合は特定のサポート チケットへの参照も含めて提供することでお客様の信頼に応えます。

アクセスの透明性は次の場合に役立ちます。
  • 事象の修正やお客様のリクエストへの対応など、Google がデータにアクセスする理由を確認する。
  • 監査のコントロールをオンプレミスで想定しているものに近づける。

ご利用方法

  • 管理者: レポート権限を持つ管理者は、管理コンソール > [レポート] > [アクセスの透明性] にアクセスすることができます。ヘルプセンターでアクセスの透明性について (翻訳中) 詳しくご覧ください。
  • エンドユーザー: ご対応の必要はありません。


G Suite のアクセスの透明性の新しいレポートのサンプル
 

詳細

管理者は、アクセスの透明性で以下を確認できます。

  • 該当する場合は特定のサポート チケットの参照も含め、データにアクセスした理由を表示します。
  • 事象の修正やリクエストへの対応といった Google スタッフによるデータへのアクセス理由を確認できます。
  • アクセスするユーザーの場所、アクセスの正当性、特定のリソースに対する操作に関する詳細情報のログを表示、ダウンロードすることで監査やデータ アーカイブに対応します。

関連情報

対象

展開の詳細


G Suite のエディション

  • G Suite Enterprise、G Suite Enterprise for Education が対象
  • G Suite Basic、G Suite Business、G Suite for Education、G Suite for Nonprofits は対象外

デフォルト設定(有効または無効)

  • この機能はデフォルトで有効になります。

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