新しい機能の概要
現在 Google では、G Suite のアラート センターの機能改良を進めています。アラート センターに関する権限をお持ちの管理者は、次の操作を行えるようになりました。- アラートにコメントを追加できます。これにより、調査に伴う共同作業をスムーズに行うことができるほか、アラートに関する調査と解決に向けた対応の記録を残すことができます。
- 保存済みフィルタを使用できます。これにより、セッションのたびにさまざまなフィルタを適用しなくても、すぐに特定のビューに戻ることができます。
ご利用対象
管理者のみ利点
これらの新機能とこれまでにリリースされたアラート センターに関する機能を使用すると、重要なアラートを簡単に確認して、リスクの緩和に向けた対応を同僚と協力して行うことができます。コメントを追加すると、管理者および同僚が、調査に伴う共同作業をよりスムーズに行うことができます。コメントは、アラートに関連して行った対応の記録としても役立ち、事態の推移を容易に把握することができます。また、保存済みフィルタを使用すると自分が使いやすいようにカスタマイズできるので、各自の役職に関連するアラートを簡単に確認できます。たとえば、フィッシングと不正なソフトウェアへの対応を担当している場合は、フィルタを保存して、Gmail 関連のアラートのみが表示されるようにすることができます。ご利用方法
- 管理者: ヘルプセンターでアラート センターを使用するをご覧ください。
- エンドユーザー: ご対応の必要はありません。
詳細
コメントを追加して共同作業をスムーズにするアラートにコメントを追加できるようになりました。追加したコメントは、自分がアラートを表示したときに [アラートの履歴] 欄に表示されるほか、アラートにアクセスできる他の管理者に対しても表示されます。コメントを見れば、アラートに関して実施された対応を確認し、チームメンバーと協力して調査と解決に向けた対応を行うことができます。なお、コメントは削除できますが、削除できるのはそのコメントを追加したユーザーだけです。
アラートの [アラートの履歴] 欄にコメントの追加が可能
保存済みフィルタを使用してアラート センターをカスタマイズする
よく使うフィルタがある場合は、後からすぐに使用できるようにフィルタを保存しておくことができます(例: 重要度が「高」、ステータスが「進行中」のアラートを表示するフィルタ)。保存したフィルタは、保存したユーザー専用です。ただし、フィルタの適用後に URL を共有すると、同僚も同じビューを表示することができます。
保存済みフィルタを使用すると、アラート センターでよく使うフィルタ ビューに簡単にアクセスできます
関連情報
ヘルプセンター: アラート センターについてリリース時期
展開の詳細- 即時リリースを利用しているドメイン: 2019 年 10 月 9 日以降、完全に公開(機能をご利用いただけるようになるまでに 1~3 日かかります)
- 計画的リリースを利用しているドメイン: 2019 年 10 月 9 日以降、完全に公開(機能をご利用いただけるようになるまでに 1~3 日かかります)
G Suite のエディション
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デフォルト設定
この機能はデフォルトで有効になります。
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