この記事は 6 月 2 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。

概要

管理コンソールの [Chat を選択] の設定を使用して、組織内のすべてのユーザーを従来のハングアウトから Google Chat にまとめて移行できるようになりました。この設定を有効にすると、従来のハングアウト アプリに代わって Google Chat が組織のデフォルトのチャット アプリケーションになり、ウェブ版 Gmail に表示されるようになります。この機能連携により、ユーザーはタブを切り替えることなくシームレスにコミュニケーションを図ることが可能になります。

[Chat を選択] の設定は、これまでは Chat の Accelerated Transition Program にご参加いただいた一部のお客様にのみご提供していたものです。
組織で [Chat を選択] を有効にすると、以下のようになります。
 
  • Gmail から、従来のハングアウトに代わって Chat を利用できるようになります。
  • hangouts.google.com を除く従来のハングアウト アプリケーションがすべて無効になり、ユーザーは chat.google.com にアクセスするか、Chat モバイルアプリをダウンロードするよう案内されます。
  • 従来のハングアウトから届いた未読のグループ メッセージについては、従来のハングアウト bot からユーザーに通知が届きます。

ご利用対象

管理者とエンドユーザー

利点

[Chat を選択] の設定を使うとすべてのユーザーをまとめて移行できるため、効率的かつシームレスに Chat を導入することができます。組織で従来のハングアウトと Chat が併用されていると、必要なメッセージが届かなかったり、管理者の負担が増えたりといったことが懸念されます。また、リモートワークを導入している場合や社員が地理的に分散している場合には、チャット環境を統一することでやり取りがスムーズになります。

ブラウザを使って、Gmail から次のような Chat の便利な機能を利用することもできます。
  • 1 対 1 のメッセージとグループ向けダイレクト メッセージ
  • 全画面表示のチャットルーム
  • bot の統合
  • 受信トレイへの転送
  • 絵文字によるリアクション
  • メッセージの編集と削除

ご利用方法

管理者: [Chat を選択] の設定はデフォルトでは無効になっていますが、ドメイン単位で有効にすることができます。詳しくは、「Chat を選択」でユーザーを Chat に移行する方法についてのヘルプセンター記事をご参照ください。
管理コンソールで [Chat を選択] が有効になっています

[Chat を選択] を有効にして組織内のユーザーを従来のハングアウトから Chat に移行するには、ドメインで Google Chat を有効にしておく必要があります。チャット ネットワークを最大限に活用するために、Chat と従来のハングアウトの両方を有効にしておくことを強くおすすめします。

現在のところ、[Chat を選択] を有効にすると、ドメイン内のすべてのユーザーがまとめて移行されます。組織内で使うチャット サービスの混在を最小限に抑えるためにこの設定のご利用をおすすめしますが、組織部門単位での移行をご希望の場合は、数週間以内にそちらのオプションもご提供予定ですのでお待ちください。詳細については G Suite アップデート ブログで随時お知らせします。ヘルプセンターでは、従来のハングアウトから Chat への全体的な移行スケジュールもご確認いただけます。

エンドユーザー: ご使用のアカウントで Gmail での Chat の使用をオンまたはオフにする方法についてのヘルプセンター記事をご参照ください。

リリース スケジュール

対象

  • G Suite をご利用のすべてのお客様

関連情報

ロードマップ


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