この記事は 9 月 15 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
概要
2020 年 10 月 13 日より、Google ドライブのゴミ箱内のアイテムに関する保持ポリシーが変更されます。新しいポリシーでは、Google ドライブのゴミ箱に入れられてから 30 日間経過したファイルは自動的に削除されます。これまで、ゴミ箱内のアイテムはユーザーによって削除されるまで無期限に保持されていました。
2020 年 10 月 13 日時点ですでにユーザーのゴミ箱に入っているファイルは、同日から 30 日間削除されません。ゴミ箱内で 30 日間経過すると、ファイルの自動削除が開始されます。
対象
エンドユーザー
今回の変更の目的
今回の変更により、他の G Suite サービスのポリシーと Gmail などのサービスのポリシーが一致することになります。それにより、ユーザーにとって動作が G Suite サービス全体で一貫して予測可能になり、自分がゴミ箱に入れたアイテムが予期した通りに自動削除されることになります。
詳細
ポリシー変更ノート
- 管理者は、ユーザーがアクティブ ユーザーであれば最大 25 日間経過するまで、ユーザーのゴミ箱から削除されたアイテムを復元することができます。
- 管理者が Google Vault に設定した保持ポリシーには、今回の変更と重複することになったために廃止される場合以外に影響はありません。詳しくは、ドライブの保持ポリシーに関する記事をご覧ください。
- 今回の変更は、ゴミ箱に入れる操作が行われたデバイスやプラットフォームにかかわりなく、ゴミ箱内のすべてのアイテムに適用されます。
- ドライブ ファイル ストリームから削除されたファイルは、30 日後にシステムのゴミ箱から削除されます。バックアップと同期の動作に影響はありません。
- 共有ドライブのゴミ箱内のファイルは、すでに 30 日後に自動的に削除されるようになっています。
- ゴミ箱内のアイテムは引き続き容量を使用します。
ユーザーへのアプリ内通知
このポリシーが有効になると、変更の詳細を示すバナーがユーザーに表示されます。新しいポリシーは、ユーザーがバナーの内容を閲覧または承認したかどうかにかかわりなく有効になります。アプリ内通知は、ドライブでは本日より、エディタ サービス(Google ドキュメントや Google フォームなど)では 9 月 29 日より表示されます。
ご利用にあたって
- 管理者: この機能に管理者向けの設定はありません。管理者がユーザーのドライブのデータを復元する方法については、ヘルプセンター記事でご確認ください。
- エンドユーザー: この機能にエンドユーザー向けの設定はありません。Google ドライブのファイルを削除、復元する方法については、ヘルプセンター記事でご確認ください。
リリース スケジュール
- 即時リリース / 計画的リリースを利用しているドメイン: 2020 年 10 月 13 日より長期的に展開(機能をご利用いただけるようになるまでに 16 日以上かかる場合があります)
ご利用対象
- G Suite をご利用のすべてのお客様