2020年9月2日水曜日

ドメイン全体の委任なしで、サービス アカウントから Google Groups API にアクセスする

この記事は 8 月 27 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。


概要

ドメイン全体の委任(英語)も管理者権限の借用も必要とすることなく、サービス アカウントから Goups API に直接アクセスできるようになりました。これには次の利点があります。
  • Admin SDK roles API(英語) および管理コンソールのロールに関する記事に記載されている手順を使用して、サービス アカウントに管理者ロールを割り当てられる。
  • 管理者ロールが付与されたサービス アカウントで、Admin SDK Groups API(英語) および Cloud Identity Groups API を使ってグループを顧客レベルで管理できる。
  • グループのオーナーまたはマネージャーのロール(管理者以外)が付与されているサービス アカウントで、Cloud Identity Groups API を使ってグループを管理できる。
  • アクターとしてサービス アカウントの正確な監査ログを表示できる。


対象

管理者とデベロッパー


今回の変更の意義

Google グループでサービス アカウントを使用することで、ビジネス向けアプリのデータアクセスを必要に応じて提供できるほか、さまざまな管理タスクを自動化できます。

これまでは、必要なすべてのデータアクセスをサービス アカウントに付与するには、ドメイン全体の委任(英語)および管理者権限の借用を使用する必要があり、これにより必要以上に広範な特権がサービス アカウントに付与されたり、監査ログの解釈が難しくなったりすることがありました。

API の直接アクセスを有効にすることで、今後はサービス アカウントを使用して重要なビジネス向けアプリを簡単に有効にできる一方、セキュリティとコンプライアンスに対する確固たる取り組み方針もさらに簡単に維持できるようになります。


ご利用方法



リリース スケジュール



対象

  • G Suite をご利用のすべてのお客様


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