停止中のアカウントが所有しているファイルを、共有ドライブに追加可能に
2021年3月9日火曜日
この記事は 3 月 4 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
概要
共有ドライブを使用すると、ファイルの保存、検索、アクセスをチームで行うことができます。管理者は、組織内のファイル編集者にマイドライブから共有ドライブへのコンテンツ移動を許可するかどうかを設定できます(移動できるのは、そのファイルのオーナーが共有ドライブのメンバーである場合に限ります)。
ただし、これまでは、ファイルの元々の作成者のアカウントが停止中の場合、そのファイルを移動できないことがよくありました。なぜなら、停止中のアカウントを共有ドライブのメンバーとして追加することはできないからです。管理者は、ユーザーが組織の Google サービスにアクセスするのを一時的に防ぐために、アカウントを停止することができます(たとえば、離職した従業員のアカウントを停止するなどのケースが考えられます)。
今回のリリースでは、そのようなファイルでも編集者が共有ドライブに追加できるようになりました。ユーザーが共有ドライブにファイルを移動できるように管理者がしている場合、組織の管理者によって停止されているアカウントのユーザーが作成したコンテンツも共有ドライブに追加できるようになります。
ご利用にあたって
- 管理者: この機能の設定は、管理コンソール > [アプリ] > [Google Workspace] > [ドライブとドキュメント] > [移行設定] > [ユーザーに共有ドライブへのファイルの移行を許可する] で行います。この設定がすでに有効になっている場合、本機能はリリース時に自動的に利用できるようになります。共有ドライブへのコンテンツの移動について詳しくは、ヘルプセンターをご覧ください。
- エンドユーザー: この機能にはエンドユーザー向けの設定はありません。
リリース スケジュール
- 即時リリース / 計画的リリースを利用しているドメイン: 2021 年 3 月 4 日以降、完全に展開(1~3 日で機能が実装されます)
ご利用対象
- Google Workspace Essentials、Business Standard、Business Plus、Enterprise Essentials、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Education Fundamentals、Education Plus、および G Suite Business、Nonprofits をご利用のお客様
- Google Workspace Business Starter と G Suite Basic をご利用のお客様は対象外