この記事は12 月 15 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
概要
このたび、Google Meet ハードウェア デバイスの利用人数の検出機能のサポート対象を大幅に拡大し、Series One デバイス以外でもご利用いただけるようになります。有効にすると、次のようになります。
- 利用人数の検出が、すべての認定カメラでサポートされます。
- 注: Logicool PTZ Pro 2 カメラについては、未解決の問題があります。管理者の方は、この問題が解決するまで、該当のカメラについてはデバイスで利用人数の検出を有効にしないことをおすすめします。
- 利用人数の検出が、サポート対象外のカメラでもご利用可能になります(ただし、公式にサポートされるわけではありません)。
また、管理コンソールの会議室情報ダッシュボードを合理化しました。管理者は新しいデータの可視化機能を利用して、以下の情報を確認できます。
- 会議室の使用状況(実際の占有率データと会議室の収容人数に基づく)
- デバイスの使用状況(会議室に設置された Google Meet ハードウェアが通話中だったかどうかに基づく)
詳しくは以下をご覧ください。
対象
管理者
この機能の意義
これまで、利用人数の検出は Series One Smart Camera と Series One Smart Camera XL のみでサポートされていました。今回の変更により、この機能をご利用いただける対象カメラが大幅に拡大したため、機能を有効にすることで会議室の使用状況をより詳細に確認できます。
新しい会議室情報ダッシュボードでは、管理者は空間計画に必要なデータと分析情報に簡単にアクセスできます。これは特に、社会的距離を確保するための措置に対応したり、デバイス購入の意思決定を行ったりする際に役立ちます。予約されていた期間のグラフと予約されていなかった期間のグラフを追加しました。これらのグラフは、会議室の使用が予定されている期間と会議室が実際には予約されていない期間(即席の会議)を比較して、会議室とデバイスの使用状況を測定するのに役立ちます。
管理者はこれらの分析情報を利用して、組織内のユーザーによる会議室およびデバイスの使用状況について、以下のことを確認できます。
- オフィス内の会議室のうち、継続的に収容人数を超えている会議室の割合
- 予約および利用されている頻度の高い会議室とビルディング
- 予約されていない会議室内にユーザーが検出されているかどうか
- 収容人数の多い会議室が十分に活用されていない場合、その会議室をいくつかの小さな会議室に分割する必要があるかどうか
- Google Meet ハードウェア デバイスを使用している会議の割合
- Google Meet ハードウェア デバイスの設置されていない会議室と比べて、Google Meet ハードウェア デバイスの設置された会議室の方が予約率と利用率が高いかどうか
- さらに多くの Google Meet ハードウェア デバイスが必要かどうか
補足情報
ご利用にあたって
- 利用人数の検出は、デバイス単位で有効にできる機能です。利用人数の検出を有効にする場合、デバイスごとに個別に設定するには [デバイスの詳細] ページを使用します。複数のデバイスをまとめて設定するには、[デバイスリスト] ページで対象のデバイスを選択して一括操作を行います(一度に 50 台まで設定可能)。利用人数の検出の有効化について詳しくは、ヘルプセンター記事をご覧ください。
- 管理コンソールの [ビルディングとリソース] > [会議室情報ダッシュボード] で会議室情報ダッシュボードにアクセスするには、会議室情報の権限が必要です。会議室情報の権限の割り当ておよび Meet ハードウェアが設置されている会議室とデバイスの使用状況の確認について詳しくは、ヘルプセンター記事をご覧ください。
- エンドユーザー: エンドユーザーへの影響はありません。
リリース スケジュール
- 即時リリース / 計画的リリースを利用しているドメイン: 2021 年 12 月 15 日以降、段階的に展開(最長 15 日で機能が実装されます)
- 即時リリース / 計画的リリースを利用しているドメイン: 2021 年 1 月 24 日以降、段階的に展開(最長 15 日で機能が実装されます)
ご利用対象
- Google Workspace をご利用のすべてのお客様、G Suite Basic または Business をご利用のお客様
- Google Workspace Business Starter、Business Standard、Business Plus、Enterprise Essentials、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Education Fundamentals、Education Plus、Frontline、Nonprofits、および G Suite Basic、Business をご利用のお客様
- Google Workspace Essentials をご利用のお客様は対象外