管理コンソールの監査ログ機能が更新され、操作性が改善
2022年3月28日月曜日
この記事は 03 月 22 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
概要
管理コンソールの監査ログのユーザー インターフェースが更新され、より詳細な分析情報とクエリに基づくレポートを取得できるようになります。このたびの変更により、セキュリティ調査ツールと類似したユーザー インターフェースになり、管理コンソール全体で、レポート機能の操作の一貫性が向上します。
改良点は以下のとおりです。
- 検索属性オプションの拡張: 新しい検索フィールドが追加され、管理者の方が簡単に検索属性を見つけて適用できるようになります。リストの項目が多い場合(16 項目以上)は、よく使う属性を固定することもできます。
- 「フィルタ」または「条件作成ツール」モードでの検索が可能に:
- フィルタモードを使用すると、管理者の方は、シンプルなパラメータと値のペアを追加して、検索結果をフィルタできます(外部と共有され、且つセンシティブ データが含まれているファイルや、添付ファイルがある外部メールなど)。
- 条件作成ツールモードを使用すると、以前に適用したフィルタが AND や OR 演算子で連結された条件として管理者の方に表示され、そこからさらに検索結果を絞り込むことができます。
- 調査ツールの新しいデータソース: データソース リストにソースが追加され、合計 31 個になりました。データソースの完全なリストをご覧ください。
対象
管理者
利点
このたびの更新および効率化により、管理者の方は、ツールを切り替えることなく、組織内のセキュリティ問題を特定し、優先順位を付け、対処することができます。また、特定の検索属性を設定してフィルタしたり、レポートルールとアクティビティ ルールを構築したりする新しい方法が追加されたことで、組織内で何が起こっているのかをさらに簡単に把握できるようになります。
補足情報
管理者の方は、監査ログのデータを CSV ファイルに書き出すことができなくなります。今後は、Google スプレッドシートにのみ書き出すことができます。上記の改良点に加えて、既存の一部データソースにつき名前の変更や他のデータソースとの統合を行ったほか、UI の小規模な変更も実施しました。変更内容の一覧につきましては、ヘルプセンターのこちらの記事をご覧ください。
ご利用にあたって
- 管理者: 新しい監査と調査のページには、管理コンソールで [レポート] > [監査と調査] に移動するとアクセスできます。ヘルプセンターにて、監査と調査をより行いやすくするための変更、レポートルールとアクティビティ ルールの作成、レポートルールとアクティビティ ルールに必要な管理者権限についての詳細をご確認ください。
- エンドユーザー: エンドユーザーへの影響はありません。
リリース スケジュール
- 即時リリース / 計画的リリースを利用しているドメイン: 2022 年 3 月 22 日以降、長期的に展開(機能の実装に 16 日以上かかる場合があります)
対象
- Google Workspace をご利用のすべてのお客様、および従来の G Suite Basic または Business をご利用のお客様