この記事は 8 月 9 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
概要
2022 年 6 月、Google は Google ドキュメントで電子署名をリクエストしてキャプチャする機能のアルファ版テストを開始しました。お寄せいただいたフィードバックに基づき、この機能を次の段階に進める準備が整いました。
- Google Workspace Individual 登録ユーザーの皆様には、電子署名のオープンベータ版をご利用いただけるようになりました。この機能のご利用にあたり追加の登録は必要ありません。
- Google Workspace の一部のお客様には、ベータ版で電子署名をご利用いただけるようになります。詳細については、以下の「補足情報」セクションをご覧ください。
Google ドライブの電子署名
対象
管理者とエンドユーザー
利点
個人起業家や小規模ビジネスにとって、契約や、顧客との合意、その他の法的拘束力を持つドキュメントの管理は困難な場合があります。このワークフローを効率化できるように、Google は Google ドキュメントと電子署名のネイティブな統合を進めています。これにより、Google ドキュメント内で正式な契約書の署名を直接リクエストしたり、追加したりできるようになります。
電子署名には次のメリットがあります。
- 署名を素早くリクエストして、保留中の署名のステータスを確認し、完成した契約書を見つけることができる。
- Google ドライブから正式な契約書に直接署名でき、アプリやタブの切り替えは不要。
- リクエストごとに契約書の新しいコピーを作成できるため、ドキュメントをテンプレートとして使用して複数の電子署名リクエストを開始できる。
補足情報
今年中には、電子署名の次の新機能がサポートされる予定です。
- 監査証跡: すべての完成した契約書に、自動的に監査証跡レポートが追加されます。
- 複数の署名者: 複数のユーザーに署名をリクエストできます。
- Gmail 以外のユーザー: Gmail を使用していないユーザーに電子署名をリクエストできます。
- PDF で電子署名を開始: ドライブに保存されている PDF ファイル上で電子署名を開始できます。
Google Workspace のお客様を対象としたベータ版のリリース
Google Workspace の特定のエディション(下記の「対象」セクションをご覧ください)では、こちらのフォームから電子署名のベータ版テストにお申し込みいただけます。この機能は、より大規模なベータ版の一部として利用可能となり、Gmail の新しいカスタム メール レイアウトへのアクセスも含まれます。新しいメール レイアウトでは、既存のテンプレートのカスタマイズ、複数のメール キャンペーンにおけるカスタム レイアウトの再利用、まったく新しいレイアウトの新規作成などが可能です。ベータ版に登録してから数週間以内に、電子署名と新しい Gmail の機能が表示されます。
ご利用にあたって
- 管理者: 対象となる Google Workspace 管理者様は、こちらのフォームからベータ版にお申込みいただけます。
- Workspace Individual 登録ユーザー: ヘルプセンターで署名リクエストの送信と電子署名によるドキュメントへの署名に関する詳細をご確認ください。
リリース スケジュール
- Workspace Individual ユーザーを対象とした電子署名
- 2023 年 8 月 8 日以降、段階的に展開(最長 15 日で機能が実装されます)
- Workspace をご利用のお客様を対象とした電子署名のベータ版
- 今後数週間かけて、ベータ版のお申し込みを受け付け、お客様を許可リストに登録させていただきます。
対象
- Google Workspace Individual 登録ユーザー
- ベータ版の対象: Google Workspace Business Standard、Business Plus、Enterprise Starter、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Enterprise Essentials、Enterprise Essentials Plus、Education Plus、Nonprofits をご利用のお客様