2024年3月22日金曜日

Google Chat API を使って他のメッセージング プラットフォームからデータをインポートする機能の一般提供を開始

この記事は 3 月 13 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。



概要

Google Workspace デベロッパー プレビュー プログラムに登録されているデベロッパーの方には、Google Chat API を使用して他のメッセージング プラットフォームから Google Chat にユーザーデータをインポートする機能をすでにお試しいただいていました。この機能が、Google Workspace をご利用のすべてのデベロッパーおよび管理者にご利用いただけるようになりました。
 

影響を受けるユーザー

管理者とデベロッパー
 

この機能の意義

データをインポートするには、Chat アプリと「インポート モード」の Chat スペースを作成します。インポート モードのスペースでは、Chat アプリは以下のデータを同等の REST リソースとしてインポートできます。
  • メッセージ
  • 添付ファイル
  • リアクション
  • メンバーシップ(ただし以下の点にご注意ください):
    • スペースがインポート モードにある間に、過去のメンバーシップをインポートする必要があります。インポート モードの完了後に過去のメンバーシップをインポートすることはできません。
    • インポート元のメッセージング プラットフォームに存在するその他のメンバーシップは、インポート モードの完了後に作成する必要があります。
    • メンバーは同じドメイン内のユーザーでなければなりません。
  • スペース: SpaceType.SPACE のみがサポートされています。
このワークフローは、他のメッセージング プラットフォームから Google Chat に移行する場合に便利です。ソースデータを通常のスペースにコピーする方法と比較して、インポート モードには次のような利点があります。
  • リソース作成時のタイムスタンプを保持できる: スペース リソースとメッセージ リソースの作成時刻のタイムスタンプを記録できます。つまり、Google Chat を導入中のコンテキストの履歴を Chat アプリで保持できます。
     
  • インポート モードのスペースはエンドユーザーに表示されず、アクセスできない: データ インポート中のスペースにユーザーが干渉しないよう、またデータ インポート中のスペースが表示されることでユーザーの混乱を招かないよう、インポート モードのスペースはエンドユーザーに対して非表示となります。スペースのインポート モードが完了した後、ユーザーをスペースに追加できるようになります。
     
  • インポート モード中は Chat の通知がオフになる: ユーザーが移行に関する不要なアラートを受信せずに済みます。

ご利用にあたって

 

リリース スケジュール

  • リリースは完了しています。
 

対象

  • Google Workspace をご利用のすべてのお客様