この記事は 3 月 13 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
概要
Google Workspace デベロッパー プレビュー プログラムに登録されているデベロッパーの方には、Google Chat API を使用して他のメッセージング プラットフォームから Google Chat にユーザーデータをインポートする機能をすでにお試しいただいていました。この機能が、Google Workspace をご利用のすべてのデベロッパーおよび管理者にご利用いただけるようになりました。
影響を受けるユーザー
管理者とデベロッパー
この機能の意義
データをインポートするには、Chat アプリと「インポート モード」の Chat スペースを作成します。インポート モードのスペースでは、Chat アプリは以下のデータを同等の REST リソースとしてインポートできます。
このワークフローは、他のメッセージング プラットフォームから Google Chat に移行する場合に便利です。ソースデータを通常のスペースにコピーする方法と比較して、インポート モードには次のような利点があります。
- リソース作成時のタイムスタンプを保持できる: スペース リソースとメッセージ リソースの作成時刻のタイムスタンプを記録できます。つまり、Google Chat を導入中のコンテキストの履歴を Chat アプリで保持できます。
- インポート モードのスペースはエンドユーザーに表示されず、アクセスできない: データ インポート中のスペースにユーザーが干渉しないよう、またデータ インポート中のスペースが表示されることでユーザーの混乱を招かないよう、インポート モードのスペースはエンドユーザーに対して非表示となります。スペースのインポート モードが完了した後、ユーザーをスペースに追加できるようになります。
- インポート モード中は Chat の通知がオフになる: ユーザーが移行に関する不要なアラートを受信せずに済みます。
ご利用にあたって
- 管理者: ヘルプセンターで、別のサービスから Google Chat にメッセージ データをインポートする方法の詳細をご確認ください。
- デベロッパー: デベロッパー向けドキュメントを参照して、ユーザーデータをインポートする Google Chat アプリの開発の概要、インポート モードのスペースを使用する際に Chat API でインポートを許可する方法、インポート モードのスペースを使用してリソースをインポートする方法をご確認ください。
リリース スケジュール
- リリースは完了しています。
対象
- Google Workspace をご利用のすべてのお客様