この記事は 8 月 26 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
概要
昨年、Business Starter のストレージ モデルを、ユーザーごとのストレージから、ストレージ プールにアップデートする旨をご案内しました。本日は、Business Starter をご利用の組織が、9 月中旬から正式に共有ドライブにアクセスできるようになることをお知らせします。
このアップデートにより、Business Starter のユーザーは、共有ドライブを作成し、メンバー、ファイル、フォルダを追加できるようになります。なお、一部の管理者レベルの設定およびセキュリティ設定(共有ドライブ内のアイテムへのアクセスを制御する機能など)は、Business Starter の共有ドライブの基本バージョンには含まれません。
対象
管理者とエンドユーザー
利点
作業しやすい環境を整えるための手段のひとつに、ファイルの共有や共同編集にかかわる煩わしさの軽減があります。共同編集においては、共有ドライブが重要な役目を果たします。共有ドライブを使用すると、ユーザーはチームのファイルをすばやく保存、検索したり、ファイルにアクセスしたりできます。次のようなメリットもあります。
- 見つけやすい: チームのすべてのファイルが 1 か所にまとめられているので、ファイルへのアクセスをリクエストしたり、関連ドキュメントを検索したりする手間が省けます。
- ファイルを永続的に保存: すべてのコンテンツはそのまま維持されます。共同編集者やチームメンバーがいなくなってもコンテンツはなくなりません。
- 共同編集が容易: 共有ドライブのすべてのメンバーが、同じファイルを閲覧、共同編集できます。チームや組織に属さない外部ユーザーを追加することもできます。
- どこからでもアクセス可能: 場所やデバイスに左右されることなく、いつでも必要なときにファイルにアクセスできます。
補足情報
Business Starter をご利用のお客様が共有ドライブを使用できるようになると、すべてのユーザーがデフォルトで共有ドライブを作成できるようになります。このデフォルトを動作させたくない場合、管理者は 2024 年 9 月 23 日に Business Starter ユーザーがこの機能にアクセス可能になる前に、設定を更新できます。制限するには、管理コンソールの [メニュー] > [アプリ] > [Google Workspace] > [ドライブとドキュメント] > [共有設定] > [共有ドライブの作成] に移動し、「[ドメイン] のユーザーが新しい共有ドライブを作成できないようにする」をオンにします。
ご利用にあたって
- 管理者:
- Business Starter で共有ドライブが使用可能になると、管理者は管理コンソールで以下のことができます。
- メンバーを追加もしくは削除する
- メンバーのアクセスレベルを変更する
- コンテンツを外部に移動するのを制限する
- 以下の機能は、Business Starter の共有ドライブではお使いになれません。
- 管理者はデフォルトの設定ができない
- Business Starter のユーザーは設定を変更できない
- 詳しくは、ヘルプセンターの組織の共有ドライブを設定する、そしてユーザーに共有ドライブの作成を許可するをご覧ください。 組織でさらに多くのストレージが必要になった場合は、ストレージ プールを追加購入するか、Google Workspace のエディションをより容量の多いストレージ プランにアップグレードすることをご検討ください。
- 注: 販売パートナー経由で購入されたお客様は、ストレージの追加購入またはエディションのアップグレードについて、販売パートナーにお問い合わせください。
- Business Starter で共有ドライブが使用可能になると、管理者は管理コンソールで以下のことができます。
- エンドユーザー: 共有ドライブについて詳しくは、ヘルプセンターをご参照ください。
リリース スケジュール
管理者向けの設定:
- 即時リリース / 計画的リリースを利用しているドメイン: 2024 年 8 月 26 日以降、段階的に展開(最長 15 日で機能が実装されます)
デフォルトで有効の共有ドライブ:
- 即時リリース / 計画的リリースを利用しているドメイン: 2024 年 9 月 23 日以降、段階的に展開(最長 15 日で機能が実装されます)
対象
- この変更は、Google Workspace Business Starter をご利用のお客様に影響します。