2024年12月21日土曜日

eCDN のパフォーマンスに関する詳細な分析情報を使用して Google Meet のライブ配信エクスペリエンスを改善

この記事は 10 月 11 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。



概要

2024 年 7 月、Google Meet でエンタープライズ コンテンツ配信ネットワーク(eCDN)のサポートが導入され、帯域幅消費量をトラフィック量の数分の一に削減できるようになりました。このたび、そのサポートが強化され、管理者が eCDN の設定をより最適化できるよう、より詳細な分析情報が提供されるようになりました。
 
 
eCDN は、ネットワーク トポロジにおけるピアリングを制御して最適化するために管理者が構成した設定とルールに従ってデプロイされます。本日より、管理者が管理コンソールでクライアントのデバッグログを有効にできるようになりました。これにより、詳しい情報が得られるようになり、プライベート ネットワークのさまざまな部分でクライアントが eCDN を使用する方法に設定がどのように影響するかをより詳しく把握できるようになります。これには以下の情報が含まれます。
  • デバイスのステータス: クライアントの現在の状態に関する情報。
  • ネットワーク: クライアントに割り当てられたネットワークに関する情報(カスタムルールの構成によるものなど)。
  • 統計情報: クライアントの eCDN の使用方法に関するパフォーマンス情報(転送レートやピア接続など)。

対象

管理者
 

利点

クライアントの eCDN の使用方法にピアリング ルールがどのように影響するかを把握することは、帯域幅の削減目標を達成するうえで非常に重要です。詳しい情報が利用できれば、管理者はルールによって意図した効果が得られていることを常にモニタリングしながら、eCDN をより迅速にサブネットにデプロイできるようになります。また、サポートが必要な場合も、デバッグログに記載された情報に基づいてトラブルシューティングを行うことで、より迅速に問題を解決できます。
 

ご利用にあたって