この記事は 12 月 9 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
概要
サードパーティの学習管理システム(LMS)に統合できる AI 搭載アシスタント、Gemini LTI™ を導入します。Gemini LTI™ は Gemini ベースの AI ツールや機能を LMS 環境で提供し、教育者と生徒両方の学習体験を向上させるのに役立ちます。その手始めとして、Gemini LTI™ は Canvas by Instructure および Powerschool Schoology Learning と統合できます。
対象
管理者とエンドユーザー
利点
Google は、AI を教室だけでなく他の場所でも誰にとっても有用なものにすることを使命としています。Gemini が LMS ツールで利用できるようになると、教育者が創造力と生産性を大きく発揮して、生徒のためのダイナミックで魅力的な学習体験を作り出すのに役立ちます。具体的には、教育者は AI ツールを以下に使用できます。
- 学習目標を含む指導案の概要の作成
- テストの生成と Google フォームへの書き出し
- 好奇心を刺激し、生徒の興味を引き付ける授業の導入部分の作成
生徒は AI を活用して、教室で学習する内容への理解をさらに深め、新しいトピックを探索できます。
- リアルタイムのサポート: リアルタイムで説明を受けることで、行き詰まることなく学習を継続できます。
- 学習コーチ: 特定の学習目標に基づいて構築された詳細な学習計画が提供されます。
- ブレインストーミング パートナー: 研究レポートの新しいアイデアや、追加で読むべき文献の著者などを生成できます。
- 文章に対するフィードバック: 論拠を強化し、アイデアを磨く方法についての提案を得ることができます。
- 模擬面接: 予定されているインターンシップや課外活動の面接に向けて準備できます。
補足情報
Gemini LTI™ は、Google の LTI™ ツールのスイートである Google Workspace LTI に含まれます。これにはアサインメント LTI™、Google ドライブ LTI™、Google Meet LTI™ も含まれています。詳しくは、ヘルプセンターで Workspace LTI™ についての記事をご覧ください。
ご利用にあたって
- 管理者:
- Gemini LTI™ に教育者や生徒がアクセスできるようにするには、管理コンソールで Google Workspace LTI™ サービスの有効化と Gemini サービスの有効化を行う必要があります。詳しくは、ヘルプセンターで Gemini LTI 全般についての記事をご覧ください。
- 学習管理システムの管理者が、それぞれの LMS で Gemini LTI™ を有効にする必要もあります。Gemini LTI の設定について詳しくは、ヘルプセンターで Canvas by Instructure と Powerschool Schoology Learning についての記事をご覧ください。
- エンドユーザー: 詳しくは、ヘルプセンターで Gemini LTI™ についての記事をご覧ください。
リリース スケジュール
- 即時リリース / 計画的リリースを利用しているドメイン: 2024 年 12 月 9 日以降、完全に展開(1~3 日で機能が実装されます)
対象
- Google Workspace Education Fundamentals、Education Standard、Education Plus
関連情報
- Google Workspace 管理者用ヘルプ: Google Workspace LTI™ を有効にする方法
- Google Workspace 管理者用ヘルプ: PowerSchool Schoology Learning で Gemini LTI™ を設定する
- Google Workspace 管理者用ヘルプ: Canvas by Instructure で Gemini LTI™ を設定する
- Google Workspace 管理者用ヘルプ: Gemini アプリをオンまたはオフにする
- Google Workspace 管理者用ヘルプ: Canvas でアサインメント LTI™ / Google ドライブ LTI™ を設定する
- Google ヘルプ: Google Workspace LTI™ の概要