この記事は 3 月 28 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
[更新 - 2025 年 4 月 4 日]: 前述したとおり、このリリースには多数の機能が含まれているため、これらのアップデートが完全に展開されるまでには少々時間がかかります。 Google Meet コミュニティの投稿に登録し、定期的に確認することをおすすめします。ここでは、このアップデートに含まれるさまざまな機能の最新のロールアウト状況を確認できます。
概要
このたび、Google Meet のレイアウトが刷新され、新しいデザインに生まれ変わりました。これにより、特にハイブリッド会議の場面において、すべてのユーザーのコミュニケーションとコラボレーションの質が高まります。今回の大規模なリリースには魅力的な新機能が多数含まれ、ウェブ版 Meet と会議室での Meet 利用のいずれも対象としています。概要動画で新機能の動作をご覧ください。また、以下でさらに詳しい内容をご確認ください。
ダイナミック レイアウト:
- 「縦向きタイル」で余分な背景動画を切り抜いて、人物の顔を優先的に表示
- タイルの配置ロジックを最適化し、無駄なスペースを最小限に抑えた効率的なレイアウトを実現
- ビジュアル デザインを刷新(カメラをオフにしているユーザー向けの色分けタイルのテーマなど)
- 「ダイナミック タイル」がオフになっている場合は、大きな会議室タイルをグリッド内に表示
- セルフビューを含め、タイルの切り抜き方法の柔軟性が向上
- タイルの固定数の上限が 3 個から 6 個に引き上げられ、レイアウトのカスタマイズの柔軟性が向上
ダイナミック タイル:
- Google Meet ハードウェアを使用して同じ会議室から参加する参加者が最大で 3 人までの場合、個別の動画タイルを作成
- 発言中の参加者を検出するAI 機能により、会議室内の発言者のタイルのみを自動的にハイライト表示(特別なハードウェア要件は不要)
- 他の会議参加者は、他のタイルと同様にこれらのタイルを自分のレイアウトに固定可能
フェイスマッチ:
- Google Meet ハードウェア デバイスを使用する会議室でダイナミック タイルが使用されている場合、ウェブ版のユーザーはコンパニオン モードを使用して自分の名前と顔を関連付け、タイルにラベル付けができます。これにより、会議室にいる場合でもリモートで参加する場合でも、全員が最適な状態で表示され、一貫したエクスペリエンスが実現します。
コンパニオン モードでは、ダイナミック タイルに自分の名前を関連付けることが可能
対象
管理者とエンドユーザー
利点
Google Meet の今回のレイアウト改善により、会議のグリッドビューが新鮮で現代的な印象になりました。また、機能面でもスペースの有効活用、ハイブリッド会議における視認性の改善といったメリットが追加されました。プレゼンテーション進行中のコンテンツやユーザーが固定したタイルなどに基づいて利用可能なスペースを分配するとともに、特にハイブリッド形態の場合に大きな課題となる、リモート参加しているユーザーにとって会議室内にいるユーザーの姿が見えづらい、または識別できないという問題に対処するものとなっています。
補足情報
これらの機能に関する重要な詳細については、以下の説明をご覧ください。
ダイナミック レイアウト
- 従来のレイアウトは引き続き利用可能
- 縦向きタイルの表示を希望しない場合は、レイアウト オプション選択メニューで [自動(動的)] から [タイル(従来の設定)] に切り替えられます。
- より柔軟なセルフビュー オプション
- セルフビュー タイルの表示をより細かく制御できるようになりました。セルフビューの設定を行うと、すべての会議に設定が引き継がれます。
- フレーミング機能と新しいアンクロップ機能
- ご自身の動画を他のユーザーが切り抜かないようにする
- ご自身の動画フィードが他の Meet ユーザーに切り抜かれないようにしたい場合は、セルフビュー タイルのオーバーフロー メニュー(3 つの点のアイコン)から [他の参加者に動画をフルサイズで表示] を選択します。これを設定すると、ご自身の動画タイルが常に切り抜かれていない状態で他のユーザーに表示されます。特に手話通訳者の方には、意図せずに腕や手が切り抜かれることを防ぐため、この設定の使用をおすすめします。
ダイナミック タイル
- ダイナミック タイルは、会議室にいる参加者が最大で 3 人までの場合に使用できます。
- 次のいずれかの場合、ダイナミック タイルは自動的に会議室ビューにフォールバックします。
- 3 人以上が検出された場合
- ユーザー同士が近接していて、ユーザーごとにタイルを設定すると大幅な重なりが生じる場合
- 会議室内で検出される動きが多すぎるため、ダイナミック タイル機能が継続的に作用しない場合
- プラットフォーム サポート
- リリース時には ChromeOS ベースのデバイスで利用可能です
- AOSP(Android)デバイスは今後サポートを予定しています
- 相互運用モードでは利用できません
フェイスマッチ
- フェイスマッチは、ダイナミック タイルを使用している会議室に対して、ウェブユーザーがコンパニオン モードでチェックインした場合にご利用いただけます。フェイスマッチは最大 12 個の顔をサポートします。
- フェイスマッチは、会議の進行中に会議室のカメラに映っている場合にのみ、ダイナミック タイルのユーザーの顔と名前を関連付けます。ユーザーが長時間画面から消えた場合、コンパニオン モードを使用して再度チェックインする必要があります。
ご利用にあたって
- 管理者:
- ヘルプセンターの記事をよくお読みいただき(特に組織で Google Meet ハードウェアを使用している場合)、ご自身とエンドユーザーの両方がこれらの変更に備えられるようにすることをおすすめします。
- ダイナミック レイアウト
- すべてのウェブ版と会議室のデバイスで、デフォルトでオンになります。この機能には管理者向けの設定はなく、エンドユーザー向けのレイアウト オプションのみがあります。
- すべてのウェブ版と会議室のデバイスで、デフォルトでオンになります。この機能には管理者向けの設定はなく、エンドユーザー向けのレイアウト オプションのみがあります。
- ダイナミック タイル
- デバイスが会議に参加するときに、デフォルトでダイナミック タイルをオンにするかオフにするかは、個々のデバイス設定の [デフォルトのカメラのフレーミング] で管理できます。
- フリート内の既存のデバイスでは、ダイナミック タイルがデフォルトでオフになります。
- 新しくプロビジョニングされたデバイスでは、ダイナミック タイルがデフォルトでオンになります。
- この設定は、デバイスの詳細ページから 1 台のデバイスに対して行う、デバイス リスト ページから一括操作で最大 50 台のデバイスに対して行う、または CSV アップロードによりデバイス数の上限なく行うことができます。
- ダイナミック タイルは、デフォルトの設定にかかわらず、対応デバイスで常に利用できます(手動でオンにする必要があります)。
- デバイスが会議に参加するときに、デフォルトでダイナミック タイルをオンにするかオフにするかは、個々のデバイス設定の [デフォルトのカメラのフレーミング] で管理できます。
- ヘルプセンターの記事をよくお読みいただき(特に組織で Google Meet ハードウェアを使用している場合)、ご自身とエンドユーザーの両方がこれらの変更に備えられるようにすることをおすすめします。
-
-
- ロールアウトのベスト プラクティス:
-
-
-
-
- ダイナミック タイルは、参加者がカメラから約 3.メートル以内に座っている小規模な部屋(収容人数 6 人以下)で使用すると効果的です。
- ガラス張りの部屋では、会議室の外にいる人がカメラに認識されてタイルが割り当てられることがあります。このような部屋では、ダイナミック タイルを導入する前にテストを行う必要があります。
-
- フェイスマッチ
- フェイスマッチは、関連付けられた会議室のデバイスでダイナミック タイルが有効になっていて、その会議室にコンパニオン モードでチェックインする場合に常に使用できます。この機能は、管理者向けとエンドユーザー向けで設定の区別はありません。
- フェイスマッチは、関連付けられた会議室のデバイスでダイナミック タイルが有効になっていて、その会議室にコンパニオン モードでチェックインする場合に常に使用できます。この機能は、管理者向けとエンドユーザー向けで設定の区別はありません。
-
- エンドユーザー:
- ダイナミック レイアウト
- すべてのウェブ版と会議室のデバイスで、デフォルトでオンになります。ダイナミック レイアウトは、Meet のレイアウト オプション選択メニューで [自動(動的)] から [タイル(従来の設定)] に切り替えることでオフにできます(あるいは、[サイドバー] または [スポットライト] への切り替えでも可能です)。
- ダイナミック タイル
- ダイナミック タイルがデフォルトでオンになっているかオフになっているかは、管理者の設定によって異なります。これは、Meet ハードウェア デバイスのタッチ コントローラまたはテレビのユーザー インターフェース メニューのフレーミング セクションでオンまたはオフに切り替えることができます。
- フェイスマッチ
- ダイナミック タイルが有効になっている会議室のデバイスにコンパニオン モードでチェックインする場合に利用できます。
- ダイナミック レイアウト
リリース スケジュール
今回のリリースには多数の機能が含まれているため、今後数週間にわたって、各機能はさまざまな組み合わせで段階的に利用可能になります。
- 即時リリースを利用しているドメイン: 2025 年 3 月 31 日以降、長期的に展開(機能の実装に 16 日以上かかる場合があります)
- 計画的リリースを利用しているドメイン: 2025 年 4 月 17 日以降、長期的に展開(機能の実装に 22 日以上かかる場合があります)
.
対象
- ダイナミック レイアウトは、ウェブ版 Google Meet およびハードウェア デバイスを使用した会議室でのすべての会議で利用できます。Google Workspace をご利用のすべてのお客様と、個人の Google アカウントをお持ちのユーザーの方にご利用いただけます。
- ダイナミック タイルとフェイスマッチをご利用いただくには、Google Meet ハードウェア デバイスと、関連するライセンスが必要です。