2025年6月10日火曜日

Google Classroom のクラスの新しいアナリティクスと分析情報

この記事は 6 月 9 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。



概要

2023 年に、教師と教育機関のリーダー向けに、Classroom アナリティクスを 1 か所で確認できる機能が導入されました。このアナリティクスのダッシュボードを使用して、Google Classroom での生徒の成績や取り組み状況を直接確認することができます。本日より、このデータが、クラスページの [アナリティクス] タブに表示されるようになりました。
 
さらに、生徒の進捗状況やサポートの強化が必要な分野を示す有益な分析情報も、このクラスのアナリティクス ページに表示されるようになります。次に例を示します。
  • 過去 1 週間にクラスページにアクセスしていない生徒が 2 人います
  • 先月から成績が 25% 以上向上した生徒が 3 人います
  • 過去 1 か月間に課題の半分以上を遅れて提出した生徒が 1 人いますクラスのアナリティクス
また、[授業] ページには、生徒の課題の取り組み状況に関する詳細な分析情報が直接表示されます。具体的には、Classroom で課題に添付されたドライブ ファイルを開いていない生徒の数を確認できます。教師はこの内容を確認して、クラス全体または個々の生徒に限定公開のコメントで簡単なリマインダーを送信することで対応できます。 
限定公開のコメントでクラス全体または個々の生徒に簡単なリマインダーを送信
この機能を、以前に発表した添付ファイルを編集していない生徒数を表示する機能と合わせて使用すれば、より包括的に生徒の課題の進捗状況を把握して、タイムリーなリマインダーを送信できるようになります。
 

対象

管理者とエンドユーザー
 

利点

Classroom アナリティクスには、重要な分析情報がすぐに対応可能な形で表示されます。教育機関のリーダーや教師は、生徒の学びをサポートする最適な方法を、十分な情報に基づいて判断できます。
 
生徒の取り組み状況がわかる指標を確認できるので、教師は生徒の学業の進捗状況を把握したうえで、効果的な介入によって生徒を最大限にサポートできます。
 

補足情報

分析情報は、課題の期限が近づいている場合や、生徒の特定のアクティビティ(スコアが 70% 未満など)がある場合に表示されます。
 

ご利用にあたって

  • 管理者: 
    • 教師は、管理者が特に設定しなくても、担当クラスについてのクラスレベルのアナリティクスを表示できます。
    • 特権管理者には Classroom アナリティクスへのアクセス権が自動的に付与されます。クラスのアナリティクス ページを表示するには、特権管理者が、アナリティクス データへのアクセスクラスへの一時的なアクセスを許可する教育機関のリーダーを指定する必要があります。
  • エンドユーザー: 
    • 教師: クラスページのヘッダーまたは Classroom のホームページ内のクラスカードからクラスのアナリティクスに自動的にアクセスできます。教育者向けクラス アナリティクスの詳細については、ヘルプセンターをご覧ください。
    • 教育機関のリーダーとサポート スタッフ: 管理者によって有効になっている場合、クラスにアクセスすると、アナリティクス タブ、分析情報、特定の課題に関する生徒の取り組み状況の分析情報が表示されます。詳しくは、ヘルプセンターで教育機関のリーダーやスタッフとしてクラスを訪問する方法をご覧ください。

リリース スケジュール

クラスのアナリティクスページの分析情報: 
アナリティクス タブ: 
生徒の取り組み状況を示す指標: 
  • 教育機関のリーダーまたは教師がこの機能にアクセスするには、Google Workspace for Education Plus のライセンスが必要です。ライセンス割り当ての詳細については、ヘルプセンターをご覧ください。

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