この記事は 6 月 17 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
概要
昨年発表した、Google フォームの回答を特定のユーザー、グループ、対象グループに制限できるフォーム作成者向けの機能に続いて、今回はフォームの回答に関するきめ細かい管理機能を導入します。
具体的には、管理者は次の 2 種類の設定を個別に制御できるようになりました。
- ドメイン内のユーザーが外部で作成されたフォームに回答できるかどうか。
- ドメイン内のユーザーがフォームを外部の宛先と共有できるかどうか。
ご利用にあたって
- 管理者:
- フォーム固有の管理者オーバーライドは、ドメイン内で作成されたフォームの外部共有と、外部で作成されたフォームへの回答について、デフォルトでオンになります。
- ドメイン内で作成されたフォームを外部に共有して回答を得られるようにするかどうかと、ドメイン内のユーザーが外部のフォームに回答できるようにするかどうかを制御する、2 種類のオーバーライド設定があります。これらのオーバーライドは、ドライブの他の共有ポリシーと同様に、組織部門に適用できます。
- フォームのオーナーがドメイン外のユーザーから回答を得られるようにするかどうかを制御するには、管理コンソール > [ドライブとドキュメントの設定] > [フォームの回答] > [外部との共有が許可されていない場合であっても、[お客様の組織] のユーザーが所有するフォームで、[お客様の組織] の外部のリンクを知っている人からの回答を受け入れることができるようにします] に移動します。
- この設定をオンにすると、フォームのオーナーがドメイン外のユーザー / グループをフォームの回答者として追加するか、リンクを知っているユーザーのフォームへの回答を許可することで、ドメイン外のユーザーから回答を得られるようになります。これは、リンクを知っているユーザーとのドライブの共有が管理者によって制限されている場合でも可能です。
- この設定をオフにすると、ドライブ内のアイテムの外部共有を制御する管理者設定がフォームの回答者にも適用されます。この場合、フォームのオーナーがドメイン外のユーザーとフォームを外部共有することが制限される可能性があります。
- ドメイン内のユーザーがドメイン外で作成されたフォームに回答できるかどうかを制御するには、管理コンソール > [ドライブとドキュメントの設定] > [フォームの回答] > [外部ファイルの受信が許可されていない場合でも、[組織] のユーザーが [組織] 外のユーザーまたは共有ドライブからのフォームへ回答を送信することを許可します] に移動します。
- この設定をオンにすると、ドメイン内のユーザーは引き続きドメイン外で作成されたフォームに回答できます。
- この設定をオフにすると、外部のドライブのドキュメントをドメインに共有可能にするかどうかを制御する管理者設定がフォームに適用され、ドメイン内のフォーム回答者が外部のフォームに回答できなくなる可能性があります。
- 詳しくは、ヘルプセンターで組織の外部共有を管理するをご覧ください。
- エンドユーザー: この機能にエンドユーザー向けの設定はありません。
リリース スケジュール
- 即時リリース / 計画的リリースを利用しているドメイン: 2025 年 6 月 17 日以降、段階的に展開(最長 15 日で機能が実装されます)
対象
- Google Workspace をご利用のすべてのお客様