この記事は 6 月 30 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
概要
Google が本日発表した Google Workspace for Education の多数のアップデートにより、多くのユーザーが機能を利用できるようになるほか、Gemini を活用した効率的な新しい働き方、教え方、学び方を教育機関のお客様に提供するための Google の取り組みが強化されます。
これまで、Gemini in Classroom は Gemini Education または Gemini Education Premium アドオンをご利用のお客様のみにご利用いただけました。今週から、すべての Google Workspace for Education エディションの 18 歳以上のユーザーは、30 以上の AI 搭載ツールを利用できるようになります。また教育者は、Gemini を利用して、コンテンツやリソースを Classroom で一元的に作成できるようになります。このアップデートに伴い、ドメイン内の特定のユーザーによる Gemini in Classroom へのアクセスを制御する新しい管理者設定が追加されます。
教育者は、学習目標に基づいてリソースの最初のドラフトを作成する際に、次のような新機能を利用できます。
さらに、一部の機能では、教育者が生成されたコンテンツの改良(修正、変換、補足)を Gemini にチャット形式で自由にリクエストできるようになりました。また、Gemini in Classroom で生成されたコンテンツを、確認および編集した後に [クラスに追加] ボタンを使用して、クラスの課題として直接割り当てることもできます。クラスを選択すると、そのクラス向けに課題が作成され、ドライブ ファイルが添付されます。
教育者は、次のような一般的なタスクを支援する Gemini アプリのスターター プロンプトを利用することもできます。
- 実際の事例をブレインストーミングする
- アクティビティにゲーム要素を取り入れる
- 生徒別の対応を生成する
- 模範解答と誤解答の例を作成する
- 知識の深さ(DOK)を測る質問を作成する
対象
管理者とエンドユーザー
利点
教育者は、30 以上の一般的な教育者向けタスクに Gemini in Classroom を無料で利用できるため、生徒のより緊密なサポートや、指導アイデアの実現など、実際の教育活動に専念する時間を取り戻すことができます。
補足情報
Gemini in Google Classroom は、18 歳以上の教育機関のユーザーに英語でのみご利用いただけます。
ご利用にあたって
- 管理者: 組織の Google アカウントの管理者は、Gemini in Google Classroom を使用してコンテンツやリソースを生成できるユーザーを管理できます。これらの機能は、組織の年齢に基づくアクセス設定で 18 歳以上と特定されたユーザーのみが利用できます。Gemini in Classroom へのアクセスを管理する方法と、管理コンソールでユーザーに対してサービスを有効または無効にするオプションについて詳しくは、ヘルプセンターをご覧ください。
- エンドユーザー:
- Google Classroom のナビゲーション バーで [Gemini] タブにアクセスします。
- AI は誤った回答を生成する場合がありますので、生成されたコンテンツを利用する際は、生徒に配布する前に必ずその内容を確認し、必要なコンテキストと該当地域のポリシーに沿って調整してください。
- Gemini in Google Classroom の詳細については、ヘルプセンターをご覧ください。教育者向け生成 AI を詳しく学べるこちらのコースもぜひご利用ください。
リリース スケジュール
- 即時リリース / 計画的リリースを利用しているドメイン: 2025 年 6 月 30 日以降、段階的に展開(最長 15 日で機能が実装されます)
対象
これらのアップデートの影響を受ける Google Workspace エディション:
- Education Fundamentals、Education Standard、Education Plus
- Gemini Education アドオンまたは Gemini Education Premium アドオンをご利用のお客様*