この記事は 7 月 8 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
概要
Google ドライブでは、Information Rights Management(IRM)機能により、閲覧者と閲覧者(コメント可)によるドキュメントのダウンロード、コピー、印刷を禁止することが可能です。現時点では、個々のファイル オーナーが IRM を使用して、閲覧者と閲覧者(コメント可)によるファイルの印刷、コピー、ダウンロードを制限できます。今年、編集権限を持つユーザーに対して、管理者がこれらの操作を制限できる機能がリリースされました。今後は、個々のファイル オーナーと共有ドライブ管理者の双方が、編集権限を持つユーザーに対して、印刷、コピー、ダウンロードの制限を適用できるようになります。編集者とオーナーは引き続きドキュメント自体を編集できますが、ドキュメント内容のコピーと貼り付けはドキュメント内でのみ可能です。
IRM の設定は機密コンテンツの漏洩防止に総じて役立つため、管理者とエンドユーザーの双方にとってメリットをもたらします。
ご利用にあたって
- 管理者: データ損失防止(DLP)ルールで IRM を適用する場合、ファイルの作成者とオーナーを含むすべてのユーザーを対象にできます。詳しくは、閲覧者(コメント可)と閲覧者に対してファイルのダウンロード、印刷、コピーを無効にする方法に関するヘルプセンターの記事と、編集権限を持つユーザーの操作を管理者が制限できる機能に関する以前のお知らせをご覧ください。
- エンドユーザー: この機能が有効になると、すべてのプラットフォーム上の Google ドライブ、ドキュメント、スプレッドシート、スライドで、ダウンロード、印刷、コピーする機能が表示されなくなります。注: 管理者による IRM 設定とファイル オーナーによる設定の両方がファイルに適用されている場合、管理者による設定が優先されます。詳しくは、ヘルプセンターでファイルの共有を停止、制限、変更する方法についての記事をご覧ください。
リリース スケジュール
- 即時リリース / 計画的リリースを利用しているドメイン: 2025 年 7 月 8 日以降、長期的に展開中(機能の実装に 16 日以上かかる場合があります)、2025 年 8 月 5 日までに完了予定
対象
- IRM の設定は、Google Workspace のすべてのお客様にご利用いただけます。
- データ損失防止(DLP)ルールとコンテキストアウェア アクセスの条件は、以下の Google Workspace のエディションでご利用になれます。
- Enterprise Standard、Enterprise Plus
- Education Fundamentals、Education Standard、Education Plus、Teaching and Learning アドオン
- Frontline Standard
- Enterprise Essentials、Enterprise Essentials Plus