新しい機能の概要
ドライブ ファイル ストリームのコントロールを Google のデバイス管理インターフェースと統合することで、管理者による企業データの管理を強化いたします。ドライブ ファイル ストリームでは、ユーザーがオンラインであるかオフラインであるかにかかわらず、必要なファイルに安全かつ効率的にアクセスできるようデバイスとクラウドの間でデータがストリーミングされます。デバイス管理では、管理者がデバイス上の企業データを簡単に管理、保護できます。
この統合により、管理者は次の操作を行えます。
- 会社所有のデバイスのみに使用を制限することによって、ドライブ ファイル ストリームを使用できるデバイスを管理する。
- デバイス上のドライブ ファイル ストリームのステータス(オフライン コンテンツ キャッシュのサイズ、ソフトウェアのバージョン、最終同期時刻など)を確認する。
- デバイスを紛失した場合やデバイスでドライブ ファイル ストリームが不要になった場合は、デバイスをリモートでブロックし、アカウント固有のオフライン コンテンツ キャッシュをワイプする。
ご利用対象
管理者のみ
利点
ドライブ ファイル ストリームは、ユーザーが Windows や Mac デバイス上のドライブデータにアクセスするためのシンプルで効率的な手段です。この統合により、組織内でのドライブ ファイル ストリームの使用方法を詳細に把握したり、ドライブ ファイル ストリームへのアクセスに使用できるデバイスを制限して企業データを保護したりするためのツールが管理者に提供されます。数回のクリックでドライブ キャッシュをブロックしたりワイプしたりできるため、管理者は修復作業をより細かく管理できます。
ご利用方法
- 管理者:
- 管理コンソールで特定のデバイスのドライブ ファイル ストリーム情報を確認するには、管理コンソール > [デバイス管理] > [デバイス] に移動します。
- ドライブ ファイル ストリームの使用を会社所有のデバイスに制限するには、管理コンソール > [アプリ] > [G Suite] > [ドライブとドキュメント] > [機能とアプリケーション] > [ドライブ ファイル ストリーム] > [許可されたデバイスにのみドライブ ファイル ストリームを許可する] に移動します。
- 新しいドライブ ファイル ストリームのインストールを手動で承認するには、管理コンソール > [デバイス管理] > [セットアップ] > [デバイスを承認] > [管理者の承認を必須にする] に移動します。
- エンドユーザー: ご対応の必要はありません。デバイスのブロック時、アカウントのワイプ時、デバイスが承認待ち中の場合は、ユーザーに通知が送信されます。
詳細
ドライブ ファイル ストリームを使用できるデバイスを制限するドライブ ファイル ストリームを使用する前に手動でデバイスを承認することを選択しなかった場合(上記参照)、管理者によるエンドポイントの確認待ち中のデバイスでない限り、ユーザーのドライブ ファイル ストリームの設定方法は今までと変わりません。ただし、この場合も管理者はデバイスからドライブ ファイル ストリーム データをブロックしたりワイプしたりできます。[管理者の承認を必須にする] 設定を有効にした場合、ドライブ ファイル ストリームがすでにインストールされているデバイスは、
管理者によるエンドポイントの確認待ち中でない限り、引き続き機能します。
デバイスのドライブ ファイル ストリームのステータスを確認する新しい統合において、管理コンソールで特定のデバイスのドライブ ファイル ストリーム情報を確認して管理するには、管理コンソール > [デバイス管理] > [デバイス] に移動します。ドライブ ファイル ストリームのオフライン コンテンツ キャッシュのサイズ、ドライブ ファイル ストリームの最終同期時刻、デバイスモデル、OS などの情報を確認できます。
デバイスをリモートでブロックしてドライブ ファイル ストリームのデータをワイプするデバイスを紛失した場合、またはデバイスでドライブ ファイル ストリームが不要になった場合は、そのデバイスをブロックできます。デバイスをブロックすると、すべてのドライブ ファイル ストリームのデータがワイプされて、そのデバイスからの再ログインとアクセスができなくなります。
ドライブ ファイル ストリーム情報は管理コンソールの [デバイス] で表示、管理できます。
ドライブ ファイル ストリームの使用を制限する新しい管理ポリシー
関連情報
リリース時期
展開の詳細G Suite のエディションデフォルト設定(有効または無効)- デフォルトでは、特別な承認なしにドライブ ファイル ストリームをデバイスで使用できます。こちらで説明されているように、エンドポイントの確認設定を調整することによって手動での承認を要求できます。
- すでにドライブ ファイル ストリームを使用しているデバイスでは、管理者によるエンドポイントの確認待ち中でない限り、ドライブ ファイル ストリームを引き続き使用できます。
- 会社所有のデバイスにのみドライブ ファイル ストリームを許可する設定は、デフォルトで無効になっています。