2021年1月14日木曜日

管理コンソールで Windows 用 Google 認証情報プロバイダのデプロイと管理が可能に

この記事は 1 月 11 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。



概要

Windows 用 Google 認証情報プロバイダ(GCPW)のデプロイと管理を、管理コンソールから行えるようになりました。これまでは、GCPW を管理するにはレジストリ エントリの編集が必要でした。管理コンソールで提供される組織固有の新しいインストール ファイルと設定管理機能により、組織での GCPW のデプロイと管理がよりスムーズになります。
 
 

対象

管理者
 
 

利点

GCPW は、Windows 10 デバイスで Google Workspace をより簡単かつ安全に使用するための Windows 向けの高度なデスクトップ セキュリティ機能の一つです。GCPW を設定しておくと、ユーザーは以下のことができるようになります。
  • Google Workspace アカウントを使用して Microsoft Windows 10 デバイスにログインする。
  • 2 段階認証プロセス(2SV)やログイン時の本人確認などのセキュリティ保護機能を Windows 10 デバイスで利用する。
  • 認証情報を再入力することなく、Google Workspace やシングル サインオン(SSO)のアプリケーションにアクセスする。
このたびのリリースにより、GCPW の設定と管理を管理コンソールから行えるようになり、各デバイスのレジストリ設定を編集する必要がなくなります。そのため、標準的なソフトウェア デプロイ ツールがなくても、短時間で効率よく GCPW のデプロイの設定と更新を行うことができるようになります。
 
 

補足情報

デバイスの設定と管理: 新しいデバイスに GCPW をセットアップするには、自社用にカスタマイズされた GCPW インストール ファイルを管理コンソールからダウンロードします。GCPW をインストールすると、管理コンソールで GCPW の設定を管理できるようになります。GCPW で管理されているデバイスにユーザーがログインすると、GCPW は管理コンソールから設定を取得して適用します。なお、管理コンソールの GCPW の設定がデバイスに実装されるまでには、最長で 1 時間ほどかかる場合があります。すでにデバイスに GCPW をインストールしてある場合は、トークンを設定して、管理コンソールから GCPW を管理(英語)することができます。
 
管理コンソールで利用できる設定: レジストリ設定で管理できる大部分の設定に対応しています(オフライン アクセス、複数アカウントの管理など)。
 
既存のレジストリ設定の使用: 管理コンソールの設定は、レジストリ設定よりも優先されます。今後も管理コンソールの設定ではなくレジストリ設定を利用する場合は、管理コンソールの GCPW の設定を「未設定」のままにしてください。
 
 
 

ご利用にあたって

 

リリース スケジュール

 

ご利用対象

  • Google Workspace Essentials、Business Starter、Business Standard、Business Plus、Enterprise Essentials、Enterprise Standard、Enterprise Plus、および G Suite Basic、Business、Education、Enterprise for Education、Nonprofits をご利用のお客様
 

関連情報