この記事は 1 月 12 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
概要
Gmail で設定できる代理人の上限数が、現行の 25 人から引き上げられます。また、委任の管理を容易にするために、Contacts API(英語) を使用して Google コンタクトの委任を設定できるようになりました。
対象
管理者、エンドユーザー、デベロッパー
利点
委任に関してお客様から寄せられたご要望として、メールを効果的に管理できるように、同じメールボックスへのアクセスを委任できるユーザー数の上限を 25 人より多くしてほしいというものがありました。たとえば、寄せられる問い合わせの件数と内容の種類によっては、より多くのユーザーで構成されるグループがそれらを読んで回答できるようにするためです。これを踏まえて、代理人の上限数を引き上げることになりました。
また、API を使用して Gmail の委任を管理するのと同様に、コンタクトの委任もプログラムを使って管理(英語)できるようになりました。なお、コンタクトの委任に関する代理人の上限数に変更はありません。
補足
これまではメールの委任を設定できる代理人数の技術的な上限を 25 人としていましたが、今後は以下のようになります。
- 一般的な使用状況では、委任が設定されているユーザーのうち最大 40 人がアカウントに同時にアクセスできます。ただし、以下の点にご注意ください。
- その他すべての Gmail の制限とポリシーが引き続き適用されます。
- 使用頻度の高いユーザーがいる場合は、同時にアクセス可能な代理人数の上限がこれより少なくなることがあります。Chrome 拡張機能や API などを介してメールボックスの操作が高頻度で自動化 / スクリプト化される場合がこれに該当します。
- アクセス制御の設定を目的として、最大 1,000 人を代理人として設定できます。
- 操作の頻度が高いセールスチームおよびサポートチームには、これまでどおり専用のチケット システムの利用をおすすめします。Gmail は、膨大な処理を行うチケット システムに代わるものではありません。
- コンタクトの委任については、ユーザー 1 人あたりの代理人の上限数はこれまでどおり 25 人です。
ご利用にあたって
- 管理者: 組織で Gmail の委任を有効または無効にする方法について詳しくは、ヘルプセンターをご確認ください。
- エンドユーザー: 自分のアカウントでメールの委任を設定する方法について詳しくは、ヘルプセンターをご確認ください。
リリース スケジュール
- Workspace Essentials、Business Starter、Business Standard、Business Plus、Enterprise Essentials、Enterprise Standard、Enterprise Plus、および G Suite Basic、Business、Education、Enterprise for Education、Nonprofits をご利用のお客様
- 個人の Google アカウントをご利用のお客様は対象外