この記事は5 月 25 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。



概要

一部の Google Workspace エディションで、共有ドライブを下位の組織部門に追加できるようになりました。これにより、管理者は共有ポリシーやデータ リージョン、アクセス管理などをきめ細かく設定することが可能になります。


この機能は、オープンベータ版としてリリースされています。ご利用にあたって、特定のプログラムに登録する必要はありません。


対象

管理者とエンドユーザー


利点

これまで、共有ドライブはすべて「ルート」組織部門に配置されていました。したがって、共有ドライブはすべて同じポリシーに従う必要がありました。今後は、共有ドライブを組織内の下位の組織部門(マーケティング部門や法務部門など)に移し、部門ごとの状況を考慮しながら、共有ドライブのコンテンツのプライバシーやセキュリティをきめ細かく制御することが可能となります。たとえば、法務部門の共有ドライブには機密性の高い情報が保存されているため、共有を厳しく制限する、といったことができます。また、新しく作成した共有ドライブに、デフォルトの下位の組織部門を適用して、共有ドライブが適切なセキュリティ ポリシーに従うようにもできます。


このアップデートによって、管理者は、データのアクセス権や共有方法を各部門の状況に応じてきめ細かく制御することが可能となります。

ご利用方法

  • 管理者: [アプリ] > [Google Workspace] > [ドライブとドキュメント] > [共有ドライブの管理] に、[組織部門] 列が新しく追加されました。管理者はこの列を使って、共有ドライブを各組織部門に割り当てることができます。共有ドライブ共有ドライブのユーザーや操作を管理する方法について詳しくは、ヘルプセンターをご覧ください。





  • エンドユーザー: この機能にエンドユーザー向けの設定はありません。共有ドライブに含まれるファイルへのアクセス権や、それを共有できるどうかは、状況によって異なります。Google ドライブでファイルを共有する方法について詳しくは、ヘルプセンターをご確認ください。

対象

  • Google Workspace Essentials、Business Standard、Business Plus、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Education Fundamentals、Education Standard、Education Plus、Teaching and Learning Upgrade、Nonprofits をご利用のお客様
  • Google Workspace Business Starter、Enterprise Essentials、Frontline、および従来の G Suite Basic、G Suite Business をご利用のお客様は対象外 個人の Google アカウントをご利用のお客様は対象外