Google ドライブのラベルの使用による Google Vault のファイル保持機能の強化
2023年6月30日金曜日
この記事は 6 月 20 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
概要
Google ドライブのラベルは、組織が定義するメタデータで、ドライブ内のファイルの整理、検索、ポリシーの適用を行いやすくするために使用されます。管理者は、ドライブに保存されているファイルに適用するラベルを作成できます。本日より、Google Vault でドライブのラベルに基づくカスタム保持ルールがサポートされるようになりました。
今回のアップデートにより、Vault をご利用のユーザー様は、ファイルレベルの詳細な保持ポリシーを設定可能なラベルの条件(「ラベル:」「ラベルが次に一致しない:」「次より前のラベルの日付:」など)で設定できるようになります。さらに、ラベルに複数のオプション(サブラベル)を設定してネストし、重複する個別のルールを条件付きで適用することができます。
対象
管理者
利点
さまざまなコンプライアンス要件を維持する必要のある組織にとって、記録保持の管理は非常に重要な業務です。ファイルレベルのポリシー管理が可能になったことにより、ラベルに基づいた保持を行うことで、組織は保持管理の対象をさらに絞ることができるようになります。
ご利用にあたって
- 管理者: 詳しくは、ヘルプセンターでドライブのラベル管理者としての作業を開始する、新しいファイルに分類ラベルを自動的に適用する、Vault を使用してドライブ ファイルを保持するをご覧ください。
- エンドユーザー: この機能にエンドユーザー向けの設定はありません。
リリース スケジュール
- 即時リリース / 計画的リリースを利用しているドメイン: 2023 年 6 月 20 日以降、長期的に展開(機能をご利用いただけるようになるまでに 15 日以上かかる場合があります)
対象
- Google Workspace Business Plus、Enterprise Essentials、Enterprise Essentials Plus、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Education Standard、Education Plus をご利用のお客様