この記事は 07 月 17 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
概要
これまで、会議室の提案には、会社の Google カレンダーの設定に基づき、2 つの異なるタイプがありました。最初のタイプでは、よく使用される会議室がリストされ、そこから選択できます。2 番目のタイプでは、リソース体系として定義された会議室機能により、会議の参加者が自分で選択した勤務場所に基づいて会議室が提案されます。リソース体系として定義された会議室とは、特定のビルディングに割り当てられた会議室のことであり、会議に使うハードウェアと収容人数に関する情報が含まれています。リソース体系として定義された会議室について詳しくは、ヘルプセンターのこちらの記事をご覧ください。
会議室をより最適化し、特にハイブリッドな業務環境においてコラボレーションを促進するために、最新のリソース体系として定義された会議室の設定ではこれら 2 つのタイプを 1 つに統合します。ユーザーが設定した勤務場所はすべての会議室の提案において考慮され、位置情報が利用できない場合は、よく利用される会議室に基づいて会議室が提案されます。
対象
エンドユーザー
利点
このアップデートでは、勤務場所についての各人の予定を考慮することで、会議室がより効率的に管理されます。その結果、会議室は最も必要と思われる人にのみ割り当てられます。
補足情報
Google カレンダーは以下の点を考慮して会議室を提案します。
- 管理者またはエンドユーザーによって設定されたメインのオフィス ビルディング
- ユーザーによって設定された勤務場所
- 予定に対するユーザーの返答:
- 「はい。オンラインで」または「いいえ」という返答は、ユーザーが会議室を必要としていないことを示しています
- 「はい。会議室で」という返答は、ユーザーが会議室を必要としていることを示しています
ご利用にあたって
- 管理者: ドメイン内のユーザーがこの機能にアクセスするには、勤務場所が有効になっているか、メインのオフィス ビルディングが設定されている必要があります。ヘルプセンターで、組織の勤務場所を有効または無効にする、ビルディング、設備や機能、カレンダー リソースを作成する、Google カレンダーの会議室の自動提案機能を設定するをご覧ください。
- エンドユーザー:
- 次のいずれかの場合、予定に会議室を追加するときに、位置情報に基づいた会議室の候補が自動的に表示されます。
- 勤務場所を管理者が有効にした後、ユーザーが設定した場合
- メインのオフィス ビルディングをユーザーまたは管理者が設定した場合
- 他の会議出席者が、各自の勤務場所またはメインのオフィス ビルディングを設定している場合
- 勤務場所もメインのオフィス ビルディングも特定のオフィス ビルディングに設定されていない場合、予定に会議室を追加する際に、頻繁に使用される会議室に基づいた会議室の候補が自動的に表示されます。
- 会議室の候補に希望の会議室がない場合は、[すべての会議室とリソースをブラウジング] をクリックし、希望の会議室を選択することができます。またビルディング名や会議室名から、会議室を検索することもできます。
- 次のいずれかの場合、予定に会議室を追加するときに、位置情報に基づいた会議室の候補が自動的に表示されます。
リリース スケジュール
- 即時リリースを利用しているドメイン: 2023 年 7 月 17 日以降、段階的に展開(最長 15 日で機能が実装されます)
- 計画的リリースを利用しているドメイン: 2023 年 7 月 31 日以降、段階的に展開(最長 15 日で機能が実装されます)
対象
- Google Workspace Business Standard、Business Plus、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Education Fundamentals、Education Plus、Nonprofits をご利用のお客様