この記事は 07 月 17 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
概要
AppSheet の機能をより多くのユーザーにご活用いただくために、AppSheet Core ライセンスを以下の Google Workspace エディションに含めることになりました。
- Business Starter、Business Standard、Business Plus
- Enterprise Starter、Enterprise Standard
- Frontline Starter、Frontline Standard
- Nonprofits
- Education Standard
なお、AppSheet Core ライセンスはすでにドメイン所有権証明済みの Google Workspace Enterprise Plus、Enterprise Essentials Plus、Education Plus のユーザーにご利用いただけるようになっています。この機能をお使いいただくには、Google Workspace のインスタンスがドメイン所有権証明済みになっている必要があります。
また、アクセス可能なユーザーを拡大すると同時に、管理者向けに新しい組織レベルの設定を用意して、ユーザーが AppSheet Core ライセンスを使用する方法(アプリデータを外部共有できるかどうかなど)を管理できるようしました。詳しくは以下をご確認ください。
対象
管理者とエンドユーザー
利点
AppSheet を使用すると、ユーザーはコードを記述することなく Google Workspace や環境内のその他のサービス上にカスタム アプリケーションを構築し、Google Workspace の機能を最大限に活用できます。たとえば、施設検査の記録や在庫の記帳、承認の管理を行うアプリを構築できるようになります。
次のような AppSheet の機能と統合を利用できます。
- Google Workspace 向けに AppSheet を活用したノーコード Chat アプリを作成できます。
- AppSheet データベースを使用すると、アプリで使用するデータの整理と管理を AppSheet 内で直接、簡単に行えます。詳しくは、デベロッパー向けブログをご覧ください。
- メール、チャット、プッシュ通知で、ワークフローに統合されたカスタム自動化を構築できます。
AppSheet Core ライセンスが含まれる Google Workspace エディションが増えることで、より多くのユーザーが AppSheet の機能を利用できるようになります。さらに、AppSheet を組織内で使用するにあたって、その使用を確実に適正なものとするために必要なセキュリティ機能を管理者が使えるようになります。AppSheet の利用方法、および AppSheet を利用するほかのクリエイターとのコラボレーションを行うオンライン コミュニティについて、詳しくはヘルプセンターをご覧ください。
補足情報
管理者は、Google Workspace 管理コンソールの新しい「Core ライセンス セキュリティ設定」を使用して、アプリデータの外部共有の許可に関する設定を管理することができます。設定は、AppSheet Core を使用している Google Workspace ユーザーが使う次の機能に適用されます。
- 外部アプリユーザーとの共有
- 外部アプリデータへの接続
- 外部の宛先に送られる自動化メール
- 外部 AppSheet アプリの使用
設定はドメイン内にあるすべての AppSheet Core アプリに適用されます。よりきめ細かな管理を行うには AppSheet Enterprise ライセンスが必要です。
- すでに AppSheet を使用している組織の管理者の場合、既存のアプリが影響を受けないようにするために、この設定はデフォルトでオフになっています。
- まだ AppSheet の使用がない組織の管理者の場合、設定はデフォルトでオンになっています。
今後何週間かで、この新たな設定が表示されるようになります。詳細は後述する「リリーススケジュール」のセクションをご覧ください。
ご利用にあたって
管理者
- 現在 AppSheet Core ライセンスを有料でご利用になっている場合、手動でキャンセルの手続きを行っていただく必要があります。対象となるお客様には、今後何週間かのうちにメールで通知をお送りします。詳細と次のステップについてはメールをご覧ください。
- 管理者は Core ライセンスのセキュリティ設定を変更する前に、AppSheet を使用するクリエイターとともに点検を行って、Core ライセンスのセキュリティ設定で管理される機能に、アクティブなアプリケーションが依存しないようにする必要があります。管理者は、Google Workspace 管理コンソールでユーザー レポートを実行することで、どのユーザーが AppSheet を使用しているのかについて、基本的な情報を得ることができます。
パートナー
- 組織内で顧客が AppSheet を活用する方法や AppSheet のサブスクリプション プランについて詳しくは、Partner Advantage ポータルをご覧ください。
エンドユーザー
- AppSheet の使い方について詳しくは、ヘルプセンターをご覧ください。
リリース スケジュール
- 即時リリース / 計画的リリースを利用しているドメイン: 2023 年 7 月 25 日より長期的に展開(機能をご利用いただけるようになるまでに 15 日以上かかる場合があります)
対象
- AppSheet Core ライセンスは、ドメイン所有権証明済みの Google Workspace Enterprise Plus、Enterprise Essentials Plus、Education Plus のユーザーにはすでにご利用いただけるようになっています。
- AppSheet Core ライセンスは、ドメイン所有権証明済みの Google Workspace Business Starter、Business Standard、Business Plus、Enterprise Starter、Enterprise Standard、Frontline Starter、Frontline Standard、Nonprofits、Education Standard のお客様にもご利用いただけるようになりました
- 年齢が 18 歳未満とされている Google Workspace for Education のユーザーは、Google Workspace for Education のアカウントで AppSheet を使うことができません。詳しくは、ヘルプセンターで Google サービスに対するアクセスの年齢別管理に関する記事をご覧ください。