この記事は 6 月 10 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
概要
先ごろ発表した API ベースのアクションに関する監査ログに加えて、Gemini for Google Workspace によりトリガーされたアクティビティに関する新しい監査ログを Google ドライブで確認できる管理者向け機能をこのたび導入いたします。
たとえば、Gemini for Google Workspace がユーザーのクエリに応答して一連のファイルのデータにアクセスすると、アクセスしたファイルごとに「アクセスされたアイテムのコンテンツ」イベントがドライブのログイベント内で生成されます。
影響を受けるユーザー
管理者
利点
これらの新しい監査ログは、Gemini for Google Workspace と Gemini アプリが Google ドライブのコンテンツをどのように活用しているかについて、管理者がより高い透明性を確保して、セキュリティとコンプライアンスの状況をより詳細に把握できるようにします。
Gemini はプロンプトに基づいて、応答をさらにパーソナライズするためにドライブ内のコンテンツを利用します。これらのログは、ユーザーのリクエストに応答するために Gemini がドライブのファイルにアクセスしたインスタンスのみを取得します。
必要なご対応について
- 管理者: この機能はデフォルトで有効になります。特に設定などを行う必要はなく、関連するイベントが自動的にログに記録されるようになります。ドライブの監査ログの詳細と Gemini for Google Workspace の利用方法については、ヘルプセンターをご覧ください。
- 注: 検索を行えるかどうかは、ご利用の Google Workspace エディション、ご自身の管理者権限、データソースによって異なります。ユーザーに対する検索は、ユーザーが使用している Google Workspace のエディションに関係なく、全ユーザーを対象に行えます。
- エンドユーザー: エンドユーザーへの影響はありません。
リリース スケジュール
- リリースは完了しています。
対象
Google Workspace の対象エディション:
- Gemini Business、Enterprise、Education、Education Premium
関連情報
- Google Workspace 管理者用ヘルプ: セキュリティ調査ツールについて
- Google Workspace 管理者用ヘルプ: 監査と調査ツールについて
- Google Workspace 管理者用ヘルプ: ドライブのログイベント