この記事は 6 月 25 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
概要
現在、Google Workspace 管理者はユーザーに対して Colab を有効にして、Colab の無料版の利用を許可できます。本日より、Google Workspace のお客様は、Colab Pro と Colab Pro+ のスタンドアロンのサブスクリプションをご利用いただけます。
- Collab Pro には 100 コンピューティング単位数が含まれています。また、追加で強力な GPU、メモリ、機能にアクセスして、AI アシスタントにより生産性を向上させることもできます。
- Colab Pro+ では、AI による支援を活用した生産性の向上といった Colab Pro のすべてのメリットに加え、さらに 400 個のコンピューティング単位(1 か月あたり合計 500 個)が追加されます。これにより、さらに多くの強力な GPU へのアクセスと、最長実行セッション用のバックグラウンド実行が可能になります。
影響を受けるユーザー
管理者とエンドユーザー
この機能の意義
Colab では、Google の強力なコンピューティング リソースにアクセスできるため、機械学習モデルのトレーニングやその他のデータ集約型タスクをすべてウェブブラウザから実行できます。Colab は、データ サイエンスや機械学習に関する以下のような幅広いタスクに使用できます。
- 探索的データ分析
- Gemini API を使用した開発
- 機械学習モデルの開発
- テキスト分類や感情分析などの自然言語処理
- 物体検出や画像分類などの画像処理
Google では、特に教育機関において、Colab ユーザーの多くが Google Workspace ユーザーでもあることを認識しています。Colab Pro と Colab Pro+ は、より多くのコンピューティング単位、より高速な GPU、より大容量のメモリなどによって業務と調査の改善を支援します。
また、これらのサービスにより、管理者は Colab のサブスクリプションをチームや組織全体で効率的に処理できるため、ユーザーごとに個別のアカウントを設定する煩わしさを最小限に抑えることができます。サブスクリプションをグループレベルで管理することで、組織のコラボレーション ワークフローをより効果的にサポートし、すべてのチームメンバーが必要なリソースにアクセスできるようになります。
ご利用にあたって
- 管理者:
- 購入を開始するには、管理コンソールにアクセスできる必要があります。Workspace Colab Pro や Workspace Colab Pro+ を購入するには、[お支払い] -> [その他のサービスを利用する] > [その他のサービス] に移動します。購入後にライセンスをユーザーに割り当てる方法と、利用可能な Google Workspace サブスクリプションについて詳しくは、ヘルプセンターをご覧ください。
- Google Workspace for Education をご利用の小学校から高等学校のお客様: Colab のアクセス制御はデフォルトで無効になっています。ドメイン内のユーザーが Google Colab にアクセスできるようにするには、管理者がこの制御を有効にする必要があります。Colab はその他のサービスとして含まれているため、Colab へのアクセスを有効にする前に、管理者が 18 歳未満のユーザーに対する保護者の同意を得る必要があります。同意は、こちらのお知らせ用テンプレートを使用してリクエストできます。
- エンドユーザー:
- Colab はデフォルトで無効になっており、管理者が有効にできます。
- Colab の「従量課金制」サービスを購入済みのお客様は、Colab Pro および Colab Pro+ に加えてそちらも引き続きご利用いただけます。
リリース スケジュール
- 今後数か月かけて、すべてのお客様に段階的にリリース予定
対象
- Colab Pro と Colab Pro+ は、ドメイン所有権を証明済みの Google Workspace のすべてお客様にご利用いただけるスタンドアロンのサブスクリプションです。