この記事は 11 月 1 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
概要
数か月前から、Gemini for Google Workspace アドオンと Gemini Education アドオンをご利用のユーザーを対象に、Gmail、ドキュメント、スプレッドシート、スライド、ドライブのサイドパネルで Gemini が使用できるようになり、メールやドキュメントなどから収集された情報を利用したコンテンツの要約、分析、生成が可能になっています。今月に入り、Gemini アドオンの登録者向けに、Gemini in Google Chat を使用したホームビューでの未読会話の要約も始まりました。
本日より、Gemini in Chat の機能が拡張され、スペース、グループ メッセージ、ダイレクト メッセージでさらに効率的なコラボレーションが可能になります。Google Chat のサイドパネルにある Gemini で次のことが可能です。
- スペースまたは会話の内容を要約する。たとえば、次のように Gemini に指示します。
- 「この会話を要約して」
- 「この会話の重要なポイントを教えて」
- 「このスペースで話し合われている [トピック] について、もっと詳しく要約して」(最初の要約が生成された後にもっと長い要約を依頼)
- そのスペースまたは会話からアクション アイテムのリストを生成する。たとえば、次のように指示します。
- 「この会話のアクション アイテムを教えて」
- 「この会話に私のアクション アイテムがあるか教えて」
- 「このスペースでの [人の名前] のアクション アイテムを要約して」
- そのスペースまたは会話に関する具体的な質問に回答する。たとえば、次のように指示します。
- 「このスペースで [人の名前] がタイムラインの延長について何と言っているか教えて」
- 「この会話で話し合われているプロジェクトの決定事項を教えて」
対象
エンドユーザー
利点
Google Chat のサイドパネルからすぐに Gemini を使用できるため、チームでのコラボレーションがさらに効率的になります。聞き逃した会話を確かめたり、アクション アイテムをキャプチャしたり、展開が早くて聞き逃しがちなスペースで重要な情報を検索したりできます。
補足情報
現在のところ、Google Chat のサイドパネルの Gemini では、現在表示している会話についてのメッセージの要約と分析が可能です。Chat の会話履歴全体のコンテキスト、Gmail の受信トレイ、ドライブのファイルの要約と分析は提供されません。
ご利用にあたって
- 管理者: ユーザーが Workspace アプリのサイドパネルで Gemini にアクセスするには、スマート機能とパーソナライズを有効にしておく必要があります。管理者は、管理コンソールでユーザーのパーソナライズ設定をデフォルトで有効にすることができます。
- エンドユーザー: ウェブ版の chat.google.com でスペース、スレッド、メッセージをクリックし、ページ上部にある [Gemini に相談] アイコンをクリックすると、Chat のサイドパネルで Gemini が開きます。そのパネルで、プロンプトの候補を選択するか独自のクエリを入力できます。Gemini in Google Chat でのコラボレーション、スマート機能の設定が有効になっていることを確認する方法について詳しくは、ヘルプセンターをご確認ください。
リリース スケジュール
- 即時リリースを利用しているドメイン: 2024 年 11 月 1 日以降、段階的に展開(最長 15 日で機能が実装されます)
- 計画的リリースを利用しているドメイン: 2024 年 11 月 18 日以降、完全に展開(1~3 日で機能が実装されます)
対象
Google Workspace とともに以下のサービスをご利用のお客様:
- Gemini Business または Gemini Enterprise アドオン
- Gemini Education または Gemini Education Premium アドオン