この記事は 9 月 6 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
お客様がクラウド コンピューティングの二酸化炭素排出原単位を継続的に測定して把握できるように、Electricity Maps との連携により、温室効果ガス排出量のレポートに 1 時間ごとの排出力データが表示されるようになりました。Cloud Next 2023 での Google Workspace の Carbon Footprint レポートのリリース以降、ユーザーが排出量を把握できるように Electricity Maps とのコラボレーションを継続しています。管理者は、直接管理コンソール内で、Google Meet、Gmail、Google ドキュメントなどの特定のツールまで、Google Workspace の使用による温室効果ガス排出量を追跡できます。
さらに、Carbon Footprint のレポートにアクセスするための管理者ロールを追加しました。以前は、レポート権限のある Workspace 管理者のみが Carbon Footprint ダッシュボードにアクセスできました。ただし、お客様には、専任のサステナビリティ部門など、業務に役立てるためにこの情報を必要とする専門家がいることから、管理者がカスタムロールを作成して、Workspace の Carbon Footprint レポートへのアクセス権を選択されたユーザーに付与できるようになりました。
管理者
クラウド コンピューティングは、グローバルな事業運営とイノベーションを実現するうえで非常に重要ですが、加速する気候変動の影響に直面している現在、気候変動が環境に及ぼす影響に注目することの重要性が高まっています。クラウド コンピューティングは、動的かつグローバルであるというその性質のため、排出量の厳密な測定には課題が伴い、世界中のロケーションでの 1 時間ごとの電気による二酸化炭素排出量を取得する詳細なデータが必要になります。Electricity Maps との連携により、お客様は、1 時間ごとのクラウドの排出量を製品別にモニタリングすることが可能になります。これにより、IT チームと開発者は、二酸化炭素排出量のモニタリング、改善、削減のために必要な質の高い指標を得られます。
「Google Workspace の最新情報」というヘルプセンターのページでは、「Google Workspace アップデート ブログ」には掲載されていない細かな変更も含めた Google Workspace の新サービスや新機能についてご紹介しています。