この記事は 5 月 6 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
今後数週間かけて、HTTP エンドポイントを使用して構築された Google Workspace アドオンに対し、きめ細かい OAuth の同意がリリースされます。きめ細かい同意により、ユーザーはサードパーティ アプリケーションと共有するデータについて明確な選択を行うことができます。
今回のアップデートは、今年に入って導入された Google Apps Script IDE におけるきめ細かい OAuth の同意に類似するものです。ユーザーがきめ細かい同意をサポートする HTTP Workspace アドオンをインストールまたは実行すると、新しい同意画面が表示されます。ユーザーは、リクエストされたすべての権限に対する承認を一度に求められるのではなく、個々の OAuth スコープに対して、選択的にアクセスを許可できます。
たとえば、Google Workspace アドオンは複数の Workspace アプリに拡張できますが、ユーザーが一部のアプリでのみアドオンを使用する場合もあるでしょう。きめ細かい同意により、ユーザーはアドオンにすべての権限を付与するか、各アプリでアドオンを使用するときに必要に応じて権限を付与するかを選択できるようになります。
HTTP Google Workspace アドオンにおけるきめ細かい同意をサポートするデベロッパー向けのタイムラインは次のとおりです。
次のような場合には、きめ細かい同意をサポートする Google Workspace アドオンに対してユーザーが権限を付与した後で、再度アドオンにより OAuth の同意がリクエストされることがあります。
今回のアップデートは、次のシナリオには適用されません。これらのシナリオでは、将来的にきめ細かい同意の利用が開始される可能性があります。
「Google Workspace の最新情報」というヘルプセンターのページでは、「Google Workspace アップデート ブログ」には掲載されていない細かな変更も含めた Google Workspace の新サービスや新機能についてご紹介しています。