この記事は 11 月 20 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。



概要

iOS デバイスのモバイル デバイス登録オプションに、ユーザー登録が加わりました。ユーザー登録により iOS デバイス上の仕事用データと個人データを分離できるようになるため、管理者がデバイス上の Workspace のデータを管理する一方で、ユーザーは個人データのプライバシーを確保することができます。
 
また、管理者は Apple Volume Purchase Program(VPP)を使用して、ユーザー登録済みの組織の iOS デバイス向けにアプリを一括で購入、配布できます。
 

影響を受けるユーザー

管理者とエンドユーザー
 

利点

Workspace データへのアクセス管理はセキュリティの基礎です。この新しいユーザー登録オプションにより、エンドユーザーは個人データを仕事用データと分離でき、管理者はエンドユーザーがアプリに適切にアクセスし使用するよう管理できます。
 
VPP を使用することで、管理者は仕事に関連する一連のアプリスイートを効率的にキュレートできます。この合理化されたプロセスにより、ビジネスに不可欠なアプリのデプロイが簡単になるだけでなく、従業員は生産性と効率性の向上のために必要となる適切なアプリにアクセスできるようになります。これらはすべて、Google の MDM プラットフォームという安全な境界内で実現できます。
 

ご利用にあたって

管理者: 
  • Volume Purchase Program:
    • 管理者は、まず Business Manager の認証情報を使用して Apple の Volume Purchase Program にアクセスする必要があります。管理者は、VPP を通してアプリのライセンスを購入できます。購入したアプリは、従業員のデバイスに一括で配布できます。
 
Apple Business Manager からアプリのライセンスを一括で購入できます。
 
 
管理者は、購入後にコンテンツトークンをダウンロードして、管理コンソールにアップロードする必要があります。
 
 
VPP トークンは、管理コンソールの [デバイス] > [モバイルとエンドポイント] > [iOS 設定] > [Apple Volume Purchase Program(VPP)] でアップロードできます。
 
 
詳しい手順については、ヘルプセンターの Apple VPP で iOS アプリを配布するiOS デバイスに設定を適用するをご覧ください。
 
  • エンドユーザー:
 
ユーザー登録のプロセスは、アプリに最初にログインしたとき、またはアプリに再ログインしたときに開始されます。設定プロファイルをダウンロードするようメッセージが表示され、インターネット ブラウザが起動して詳しい手順と情報が表示されます。プロファイルのダウンロードが完了すると、ユーザーはデバイスの設定にリダイレクトされてユーザー登録を行うことができます。
 
 

リリース スケジュール

 

対象

  • Google Workspace Enterprise Plus、Enterprise Standard、Enterprise Essentials、Enterprise Essentials Plus、Frontline Standard、Frontline Starter、Business Plus、Cloud Identity Premium、Education Standard、Education Plus、Nonprofits をご利用のお客様
 

関連情報

  • Google Workspace 管理者用ヘルプ: Apple VPP で iOS アプリを配布する
  • Google Workspace 管理者用ヘルプ: iOS デバイスで仕事用データと個人データを分離する
  • Google Workspace 管理者用ヘルプ: iOS デバイスに設定を適用する
  • Google ヘルプ: iOS デバイスで Google Workspace を設定する
  • Google ヘルプ: iOS デバイスで承認済みの仕事用アプリを入手する
  • Google ヘルプ: iOS デバイスの管理について