この記事は 10 月 11 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
概要
データ移行サービスの一環として、管理者が OneDrive と Google ドライブの間で一度に最大 100 人のユーザーのファイルを転送できる新しいファイル移行サービスが導入されました。管理コンソールから直接利用することができ、特権管理者がすべてのファイルとフォルダを共有メンバーの対応するアクセス権限も含めて移行できます。移行を開始するステップは簡単です。
- まず、ファイルの移行元の Microsoft OneDrive アカウントに接続します。
- 次に、移行する Microsoft OneDrive ユーザーのメールアドレスを指定して移行範囲を設定します。
- 最後に、ID マップを作成して移行元アカウントのユーザーと移行先のアカウントのユーザーを接続します。
管理コンソール > データ > データのインポートとエクスポート > データの移行 > データの移行に移動 > Microsoft OneDrive
処理されたユーザーの数、移行またはスキップされたファイルの数など、移行の進捗状況と指標がコンソールで報告されます。また、移行レポートをエクスポートしてエラーを詳しく調査したり、トラブルシューティングのヒントにツールから直接アクセスしたりすることもできます。前回の移行後に追加または更新された新しいファイルを移行する差分アップデートも可能です。
完了した移行の例
対象
管理者
利点
データの移行は、さまざまなツールと Google Workspace の間のシームレスな移行を実現するうえで、管理者とエンドユーザーの両方にとって重要な役割を果たします。Workspace では、サードパーティの代替ソリューションやオンプレミスのインフラストラクチャを必要とせずに、お客様が大規模なデータを移行できるファーストパーティのソリューションを提供しています。これにより、Google Workspace への全体的な移行プロセスとオンボーディング時間が大幅に短縮され、管理やインフラストラクチャにかかるお客様の費用が大幅に削減されます。さらに、エンドユーザーの中断が最小限に抑えられ、Google ドライブですべてのファイルやドキュメントにアクセスできます。
ご利用にあたって
- 管理者: この機能はオープンベータ版でのご提供であるため、ご利用に際して追加のお申し込みは必要ありません。この移行を実行できるのは特権管理者のみとなります。OneDrive アカウントからのファイルの移行について詳しくは、ヘルプセンターの記事をご確認ください。
- エンドユーザー: この機能にエンドユーザー向けの設定はありません。
リリース スケジュール
- 即時リリース / 計画的リリースを利用しているドメイン: 2024 年 10 月 11 日以降、長期的に展開(機能の実装に 16 日以上かかる場合があります)。2024 年 11 月 15 日までに完了予定。
対象
Google Workspace の対象エディション
- Business Starter、Business Standard、Business Plus
- Enterprise Standard、Enterprise Plus
- Education Fundamentals、Education Standard、Education Plus、Teaching and Learning Upgrade
- Essentials Starter
- Enterprise Essentials、Enterprise Essentials Plus
- Nonprofits