独自の機密データを保護することと、インターネット接続の有無にかかわらず従業員がいつでもどこでも仕事を進めることができるようすることは、どちらも多くの G Suite 管理者にとって最優先事項です。これらの懸案事項を簡単に両立できるようにするために、現在、Google ドキュメント、スプレッドシート、スライドのファイルへのユーザーによるオフライン アクセスを管理コンソールで管理する設定の導入を進めています。
今後管理者は、管理コンソールの [
アプリ] > [
G Suite] > [
ドライブとドキュメント] > [
データアクセス] のオプションを使用して、デスクトップ パソコンのオフライン アクセスを制御できるようになります。
- 端末ポリシーを使用してオフライン アクセスを管理する - このオプションをオンにすると、ユーザーによるオフライン アクセスを管理するために追加の手順を踏む必要があります。その際、次の点にご留意ください。
- オフライン アクセスを有効にしたくないユーザーがいる場合は、このオプションをオンにして、管理対象パソコンに端末ポリシーを実装する追加の手順を踏まないようにします。
- 以前に組織でオフライン アクセスが有効になっていて、このオプションをオンにすると、管理者が追加の手順を踏んで管理対象パソコンに端末ポリシーを実装するまで、ユーザーはオフライン アクセスができなくなります。
- オフラインでの使用をユーザーに許可する(推奨) - このオプションをオンにすると、エンドユーザーはドライブとドキュメントの設定から手動でオフライン アクセスを有効にできるようになります。設定を行うまでは、そのパソコンが信頼できるかどうか確認するメッセージと、公共または共有の端末でこの設定をオンにしないよう求める警告メッセージがユーザーに表示されます。
オフライン アクセスがすべてまたは特定のパソコンで有効になると、それらのパソコンで最近使用した Google ドキュメント、スプレッドシート、スライドのファイルが自動的に端末に同期され、オフラインで利用できるようになります。これで、ドキュメント、スプレッドシート、スライドのユーザー エクスペリエンスが向上し、従業員はインターネット接続を十分に利用できなくても作業を中断せず続行できます。なお、これらの設定は、ドライブ内のドキュメント、スプレッドシート、スライド以外のファイルには適用されません。
以前、ユーザーにオフライン ドキュメントを許可していた場合は、新しい設定がリリースされると、上記の 2 番目の設定([オフラインでの使用をユーザーに許可する(推奨)])がオンになり、ユーザーはオフライン アクセスを利用し続けることができます。
以前、ユーザーにオフライン ドキュメントを許可していなかった場合は、新しい設定がリリースされると、上記の最初の設定([端末ポリシーを使用してオフライン アクセスを管理する])がオンになり、管理者がオフライン アクセスを有効に設定するまで、ユーザーはオフライン アクセスを利用できません。
リリースの詳細
リリース方式:
即時リリースと計画的リリースの両方が対象
エディション:
G Suite のすべてのエディションが対象
展開ペース:
完全に展開(機能が表示されるまでに 1 ~ 3 日かかります)
対象:
管理者のみ
対応:
管理者による対応を推奨
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