2021年3月23日火曜日

User Invitation API(ベータ版)を使用して管理対象外アカウントの移行を自動化

この記事は 3 月 18 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。



概要

 
Cloud Identity API に User Invitation API が追加されることになりました。この新しい API を使用すると、管理対象外のアカウントを特定して対処することができます。
 
管理対象外のアカウントとは、組織のメールアドレスで登録されている一般ユーザー向け Google アカウントのことです。この API では、このようなアカウントをまとめて管理し、該当のユーザーに管理対象アカウントへの移行を案内する招待状を自動で送信することができます。
 
User Invitation API はまずはオープンベータ版としてリリースされているため、特定のベータ版プログラムに参加することなくお試しいただくことができます。API の使い方(英語)について詳しくは、Google のドキュメントをご覧ください。
 
 

対象

管理者
 
 

利点

管理対象外のアカウントは、ユーザーが組織のドメイン名の付いたメールアドレスを使用して個人の Google アカウントを作成した場合に発生します。ユーザーが以前に会社や学校のメールアドレスを使用して個人の Google アカウントを作成していれば、このようなアカウントは一般的に存在します。
 
その後、組織が Google Workspace または Cloud Identity に申し込み、同じメインのメールアドレスで管理対象アカウントのプロビジョニングを行う場合には、アカウントの競合を解決する必要があります。
 
これまで、このような既存のアカウントを管理できるのは管理コンソールからのみでしたが、User Invitation API を使用することで、このような競合を自動で解決し、効率よくまとめて対処できるようになります。
 
 

ご利用にあたって

リリース スケジュール

  • この機能のベータ版は、現在すべてのユーザーにご利用いただけます。 

ご利用対象

  • Google Workspace をご利用のすべてのお客様、G Suite Basic または G Suite Business をご利用のお客様、Cloud Identity をご利用のお客様

関連情報