2024年11月15日金曜日

データ リージョン レポートの新しいエクスペリエンス

この記事は 7 月 8 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。



概要

Google Workspace のデータ リージョンに対して、いくつかの機能改善が新たに行われます。
 
 
管理者は、データが保存されるリージョン(EU または米国)だけでなく、データが処理されるリージョンも初めて指定できるようになります。きめ細かな制御によって、管理者は組織グループに応じて必要なリージョンとコンプライアンス レベルを簡単に調整できます。Workspace をご利用のお客様は、請求先住所に応じて指定された 1 つのリージョンに制限されることなく、ニーズに合わせて複数のリージョンを柔軟に選択できます。
 
 
また、お客様からのフィードバックに基づいてレポート ダッシュボードを再構築し、新機能を提供すると同時に、管理者のエクスペリエンスを簡素化しました。これには次のものが含まれます。
  • データ リージョンの状態を示すステータスが重視される簡素化されたエクスペリエンス
  • Google Workspace Enterprise Plus をご利用のお客様向けの合理化されたレポート
  • Assured Controls をご利用のお客様向けの高度なレポート

     

対象

管理者

 

この機能の意義

 
米国またはヨーロッパへのデータ処理の割り当て
お客様は、GDPR を遵守するために Workspace 内の主権機能を使用する必要はありませんが、デジタル主権に関するベスト プラクティスを積極的に活用し、規制法規を遵守できるよう、高度なデータ所在地管理を利用しましょう。
 
 
ステータスの重視
データが適切なロケーションに保存されているかどうかを迅速に判断することが重要であるという声をお客様からいただいています。このフィードバックに基づいてダッシュボードが簡素化され、お客様にとって役に立たなかった「アプリケーション」や「データの種類」などのパラメータが 1 つのステータス インジケーターに統合されました。  
 
 
また、[バージョン] と [ポリシー] という 2 つの新しいレポートカードを管理者が利用できるようになりました。[バージョン] カードでは、データ リージョンの各エディションのユーザー数を確認できます。一方、[ポリシー] カードでは、保存および処理の設定が米国またはヨーロッパに割り当てられているユーザーの数を確認できます。
 
 
 
 
ドメインのユーザーの一部へのライセンス付与の対象である場合、複数のエディションのユーザーが混在して表示される可能性がある点にご注意ください。ユーザーの機能セットは、割り当てられた Workspace エディションによって異なる場合があります。ヘルプセンターを使用して、エディション間の差異を確認することをおすすめします。
 
 
Assured Controls をご利用のお客様向けの高度なレポート
Google Workspace をご利用のお客様は、Assured Controls を使用している場合、データが適切に保存され、処理されていることを確認できる、より高度なレポートを活用できます。また、この情報をアプリ別にドリルダウンすることもできます。
 

ご利用にあたって

リリース スケジュール

対象

  • Enterprise Data Regions は、Enterprise Plus、Education Standard、Education Plus、Enterprise Essentials Plus に含まれています。
  • Fundamental Data Regions は、Frontline Starter、Frontline Standard、Business Standard、Business Plus、Enterprise Standard、Enterprise Essentials に含まれています。レポートは Fundamental Data Regions に含まれていません。これらすべてのエディションで、Enterprise Data Regions を有料アドオンとしてご購入いただけます。
  • Assured Controls は、Google Workspace Enterprise Plus の有料アドオンとしてご利用いただけます。