この記事は 1 月 15 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
概要
Google は本日、Workspace Business プランおよび Workspace Enterprise プランで、アドオンを購入しなくても最先端の Google AI がご利用いただけるようになることを発表しました。Workspace をご利用の多くのお客様は、生産性、創造性、革新性を高め、働き方を変えるために生成 AI を活用しています。Gemini は、会議中にメモを取ったり、長いドキュメントを要約したりといった雑務の負担を軽減し、アイデアを実現して問題の解決方法を見つけるための戦略的ソート パートナーとして介入できます。最先端の生成 AI 機能をより多くのお客様に提供することにより、競争力が問われる第一線で必要となるツールを確実にご利用いただけるようになります。
Business エディションでは本日より、Enterprise エディションでは 2025 年 1 月 29 日より、以下の機能* のリリースを開始します。
今後数か月をかけて、これまで Gemini アドオンとしてのみご提供してきたさらに多くの AI 機能をリリースする予定です。最新情報は、Workspace アップデート ブログおよびヘルプセンターでお知らせします。
今回の変更により、Gemini Business、Gemini Enterprise、AI Meetings & Messaging、AI Security アドオンはご購入いただけなくなります。詳しくは、後述の「補足情報」をご覧ください。
対象
管理者とエンドユーザー
この変更の意義
Google Workspace は単なるツールスイートではなく、チームが一緒に創造、構築、成長する場所です。仕事に AI を活用する時代が到来し、Google はこの革新的なテクノロジーをあらゆる企業に提供し、イノベーションと成長に役立てていただくべきだと考えています。だからこそ、最先端の Google AI を Workspace Business プランおよび Workspace Enterprise プランに組み込むことにしました。
補足情報
AI とのやり取りにおける安全保護対策
企業が AI を導入するとき、責任者にとっての最優先事項がデータのセキュリティ、機密性、コンプライアンスであることを Google は理解しており、データの安全性を維持できるよう尽力しています。
- お客様のデータはお客様のもの: Google がお客様のデータ、プロンプト、生成された回答を、お客様のドメイン外で許可なく Gemini モデルのトレーニングに使用することはありません。また、Google がお客様のデータを販売したり、広告のターゲット設定に使用したりすることもありません。
- 管理するのはお客様: Gemini はエンタープライズ グレードのコントロールを備えているため、お客様は機密データを保護しながら Gemini を展開できます。Gemini は、ユーザーがアクセス権を持つ、関連性のあるデータのみを取得します。また、Workspace の既存のデータ セキュリティとデータ主権の設定が自動的に適用されます。
- コンプライアンスの維持: Gemini for Workspace と Gemini アプリは、SOC 1/2/3、ISO 27001/17/18、ISO 42001 を含む、安全性、プライバシー、セキュリティに関する包括的な認証を早期に獲得した生成 AI の生産性向上ソリューションであり、お客様の HIPAA の遵守も支援します。
利用可能な管理設定と、Google の取り組みの詳細については、プライバシー ハブをご覧ください。
Gemini for Workspace アドオンおよび Google Workspace の料金改定
Workspace Business プランと Workspace Enterprise プランに対する投資を拡大し、測定可能なビジネス価値がこれらのプランに組み込まれたことを受け、Gemini for Workspace アドオンの販売を終了し、Google Workspace Business プランと Google Workspace Enterprise プランの料金を調整することになりました。改定後の料金は、2025 年 1 月 16 日より新規のお客様に適用されます。該当する Google Workspace Enterprise プランと Google Workspace Business プラン、または Gemini for Workspace アドオン サブスクリプションをご利用の既存のお客様には、料金とサブスクリプションの改定に関する詳細が記載されたメールをお送りします。
以前に Gemini for Google Workspace を購入された場合、2025 年 1 月 31 日以降はアドオンの料金が請求されません。なお、移行期間中も引き続き中断なくご利用いただけます。移行の詳細については、今後数か月の間にご連絡いたします。詳しくは、ヘルプセンターをご覧ください
Workspace for Education、Workspace for Nonprofits、およびその他の種類のサブスクリプション
現在のところ、以下のサブスクリプションには影響はありません。
- Workspace for Education サブスクリプション(Gemini Education および Gemini Education Premium アドオンを含む)
- Workspace for Nonprofits サブスクリプション(有料の Workspace Business または Workspace Enterprise サブスクリプションをご利用の非営利団体は、プランに応じた AI 機能をご利用いただけます)
- Frontline、Essentials、Enterprise Essentials、Workspace Individual サブスクリプション
- 個人の Google アカウント(Google One AI Premium サブスクリプションのアカウントを含む)
ご利用にあたって
- 管理者:
- 特定の Workspace エディションで利用可能な機能について詳しくは、ヘルプセンターをご覧ください。
- これらの追加の AI 機能には、さまざまな設定が関連付けられています(Gemini アプリや追加サービスとしての NotebookLM へのアクセスをオンまたはオフにする機能、会議中に Google AI でメモを取るかどうかを設定する機能など)。
- また、AI 分類、データ損失防止(DLP)、Information Rights Management(IRM)、クライアントサイド暗号化(CSE)といった Workspace の組み込みのデータ保護設定を活用して、機密データの特定、分類ラベルの適用、アクセスの制限を行うこともできます。
- 管理コンソールに表示される Gemini の使用状況レポートは、Business Starter、Business Standard、Business Plus のお客様には、2025 年 1 月 20 日よりご利用いただけます。Enterprise Starter、Enterprise Standard、Enterprise Plus のお客様には、2025 年 1 月 29 日よりご利用いただけます。
- 特定の Workspace エディションで利用可能な機能について詳しくは、ヘルプセンターをご覧ください。
- エンドユーザー:
- Workspace のエディションおよび管理者による設定に応じて、追加の AI 機能をご利用いただけます。Google Workspace のスマート機能を有効または無効にすることもできます。
- 次のことも行えます。
- Gemini リソースハブにアクセスし、プロンプト作成の初歩に関する電子書籍をダウンロードすれば、効果的な AI プロンプトを作成するためのガイダンスと、さまざまな役職で生成 AI を使用する方法の実例をご覧いただけます。
- Google Workspace ラーニング センターで、生成 AI を業務で使用するためのヒントをご覧いただけます。
- 無料のオンライン学習コースにアクセスして、Gmail、ドキュメント、Meet などで Gemini が生産性向上にいかに役立つかをご覧いただけます。
- パートナー: 詳しくは、Partner Advantage および Partner Sales Console をご覧ください。
対象
この変更は、以下の Google Workspace サブスクリプションに影響します。
- Business Starter、Business Standard、Business Plus
- Enterprise Starter、Enterprise Standard、Enterprise Plus
この変更は、以下の既存の Gemini for Workspace アドオン サブスクリプションにも影響します。
- Gemini Business
- Gemini Enterprise
- AI Meetings & Messaging
- AI Security
リリース
- Business Starter、Business Standard、Business Plus: この投稿でご紹介した AI 機能は、2025 年 1 月 15 日からリリースを開始し、数日で完了する予定です。
- Enterprise Starter、Enterprise Standard、Enterprise Plus: この投稿でご紹介した初期リリース対象の AI 機能は、2025 年 1 月 29 日またはその直後からリリースを開始し、数日で完了する予定です。
- これまで Gemini for Workspace アドオンで利用可能だった残りの AI 機能の大部分については、対象となる Google Workspace の Business プランと Enterprise プランを対象に、今後数か月以内にリリースを開始します。機能のリリースに関する最新情報は、Workspace アップデート ブログおよびヘルプセンターでお知らせします。
リソース
- Workspace ブログ: Google Workspace があらゆる企業で AI による未来の働き方を実現
- Google Workspace 管理者用ヘルプ: Gemini アプリをオンまたはオフにする
- Partner Sales Console ヘルプ
- Google ヘルプ: Gemini in Gmail を活用する
- Google ヘルプ: 最初の下書きをすばやく作成する
- Google ヘルプ: Gemini in Google ドキュメントを活用する
- Google ヘルプ: Google ドキュメントを使って画像を作成する
- Google ヘルプ: Gemini in Google ドキュメントを使ってドキュメントを要約する
- Google ヘルプ: Gemini in Google ドキュメントを使って文書を作成する
- Google ヘルプ: Gemini in Google ドキュメントを使ってドキュメントを作成する
- Google ヘルプ: Google Meet の「自動メモ生成」
- Google ヘルプ: Meet でアダプティブ オーディオを使用する
- Google ヘルプ: Google Meet で字幕の翻訳機能を利用する
- Google Workspace 管理者用ヘルプ: AI 分類を使用した Google ドライブ ファイルの自動ラベル付け
- Google ヘルプ: Gemini in Google ドライブを活用する
- Google ヘルプ: Gemini in Google スプレッドシートを活用する
- Google ヘルプ: Gemini in Google スライドを使って画像を作成する
- Google ヘルプ: Google 図形描画、Google スライド、Google Vids で画像の背景を削除する
- Google ヘルプ: Gemini in Google スライドを活用する
- Google ヘルプ: Google Chat の会話を要約する
- Google ヘルプ: Gemini in Google Chat を活用する
- Google ヘルプ: NotebookLM Plus を使ってみる
- Google ヘルプ: Gemini in ドライブを PDF で活用する
- Google ヘルプ: Gemini アプリで Gem を使用する