この記事は 12 月 17 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
概要
本日よりデータ移行のエクスペリエンスを拡張し、Google Workspace 管理者が Microsoft Teams のチャンネルから Google Chat へ会話を移行できる機能を追加しました。この機能により、Google Chat のオンボーディングと実装が容易になります。
設定するには、管理コンソールでいくつか操作を行います。
- まず、Microsoft アカウントに接続します。
- 次に、メッセージの移行が必要な Teams の CSV をアップロードします。移行元から移行先にメール ID の CSV をアップロードすることにより、移行元から移行先への ID マッピングを指定できます。
- ユーザー ライセンスがあり Google Chat サービスが有効になっている既存ユーザーのアカウントにのみデータを移行できます。詳しくは、ヘルプセンターをご覧ください。
- 次に、Teams からのメッセージ移行を開始する日を入力します。これで、データの移行を開始できます。
- 最後に、移行したスペース、メッセージ、関連する会話データを Google Workspace ユーザーが利用できるようにすれば移行が完了します(サポート対象となるデータタイプの詳細については、ヘルプセンターの記事をご覧ください)。
管理コンソールでチャットの移行を開始する
移行を開始すると、UI にビジュアル レポートが表示されます。このレポートでは、タスクごとの進行状況バーが表示され、完了したタスク、スキップされたタスク、失敗したタスク、警告のあったタスクを確認できます。
補足情報
- Chat 移行ツールにより、既存の Google Chat スペースあるいはメッセージが削除されたり変更されたりすることはありません。
- 差分移行を実行することもできます。この移行では、メインの移行以降に Teams チャンネルに追加されたすべてのメッセージが移行されます。正常に移行されたメッセージはスキップされます。
- 移行が完了したら、レポートをエクスポートできます。このレポートには、移行中にスキップされたコンテンツ、失敗したコンテンツ、警告が表示されたコンテンツに関する詳しい情報が含まれます。
- 詳しくは、ヘルプセンターで異なる種類の移行元アカウントから他の形式のデータを移行する方法をご確認ください。
ご利用にあたって
- 管理者:
- 移行を実行するには、Workspace の特権管理者かつ Microsoft Teams のグローバル管理者 である必要があります。
- 詳しくは、ヘルプセンターでチャット メッセージの移行についての記事をご覧ください。
リリース スケジュール
- リリースは完了しています。
対象
- Google Workspace をご利用のすべてのお客様