2025年2月12日水曜日

Google Vault が Gemini アプリをサポート

この記事は 2 月 7 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。



概要

Google Vault で Gemini アプリ(ウェブとモバイル)がサポートされるようになりました。今後、管理者は Vault を使って電子情報開示タスクに対応し、Gemini for Workspace の会話の検索と、検索結果の書き出しができるようになります。具体的には、Gemini アプリ(ウェブとモバイル)のデータに対して次の操作を行えます。
 
  • プロンプトと回答を検索する際は、ユーザーや日付などのさまざまなフィルタを使って検索結果をすばやく絞り込むことが可能です。検索は、ユーザー数 5,000 人以下のユーザー グループまたは組織部門(OU)に対して実行できます。
  • 検索に一致した会話を書き出す際は、UI または API を使用して XML 形式で書き出します。

 

対象

管理者
 

メリット

Vault は Google Workspace 用の情報ガバナンスおよび電子情報開示ツールで、Google Workspace データの保持、記録保持(リティゲーション ホールド)、検索、書き出しを行うことができます。今回のアップデートによって、規制や法律によって電子情報開示が求められた場合に、Gemini for Workspace を含めて開示することが可能になりました。この統合により、Gemini のコラボレーション データに関するデータ電子情報開示義務を遵守することが容易になります。また、これを一元化されたツールから行えます。
 
また、Vault と Gemini との統合により、Gmail、Google ドライブ、Google ドキュメント、Google スプレッドシート、Google スライド、Google Chat、Google カレンダー、Google Meet といった Workspace の重要なアプリのサポートが充実し、電子情報開示のために Vault で管理されるすべてのサービスで一貫した操作性を得られるようになります。今後のリリースでは、情報ガバナンスと記録保持に関する機能(プレビュー、保持、訴訟のための記録保持など)が追加される予定です。詳細は、リリース次第 Workspace アップデート ブログでお知らせいたします。
 

補足情報

今回のアップデートは、Gemini とやり取りしたプロンプトや回答が保持されない Gemini for Google Workspace には適用されません。生成 AI 時代における Google Workspace データの保護の取り組みの詳細については、プライバシー ハブをご覧ください。
 

ご利用にあたって

 

リリース スケジュール

 

対象

対象の Google Workspace エディション
  • Business Plus
  • Enterprise Essentials、Enterprise Essentials Plus
  • Enterprise Standard、Enterprise Plus
  • Education Standard、Education Plus をご利用のお客様
  • Vault のアドオン ライセンスをご利用のお客様
 
リソース