この記事は 6 月 12 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
概要
昨年、Google は PDF に関する Gemini in Google ドライブの各種機能をリリースしました。その後、Google ドライブの PDF プレビュー画面のサイドパネルに Gemini が統合され、この機能がさらに強化されました。その結果、ユーザーは長く複雑な PDF の内容を簡潔に把握したり、PDF の内容に基づいて、学習ガイドやメールの下書きなどの新しいコンテンツを作成したりするなど、さまざまなことができるようになりました。
そしてこのたび、Gemini in ドライブのファイル関連の機能がさらに拡張され、新たに「PDF 概要カード」が導入されます。PDF を開くと同時に、Gemini がファイルの内容を自動で要約し、「提案書のサンプルを作成」や「この履歴書に基づいて面接の質問をリストアップ」など、関連性の高いクリック可能なアクションを PDF ビューアに表示します。いずれかのオプションを選択すると、ドライブのサイドパネルで Gemini が自動的に開かれ、選んだアクションが実行されます。
対象
エンドユーザー
利点
PDF の概要カードでファイルの要約を確認できるため、時間の節約になります。また、ファイルの内容に関連するクリック可能なアクションが表示されるため、手早く Gemini を使い始めることができます。
補足情報
この機能は、20 以上の言語でご利用いただけるようになりました。
ご利用にあたって
- 管理者: ユーザーが Workspace アプリのサイドパネルの Gemini 拡張機能にアクセスするには、スマート機能とパーソナライズを有効にしておく必要があります。管理者は、管理コンソールでユーザーのパーソナライズ設定をデフォルトで有効にすることができます。
- エンドユーザー:
- この機能にアクセスするには、Google ドライブのファイルリストから PDF をダブルクリックします。概要カードは、コメントと同様にコンテンツの横に表示されます。
- 注: Workspace に Gemini が導入された当初は、ドライブのサイドパネルで Gemini を使う際には、PDF が新しいブラウザタブで開かれるのが既定の動作となっていました。今回のアップデートにより、デフォルトでは、PDF がドライブの画面に重ねて表示される「オーバーレイ ファイル プレビュー」で開くようになります。従来どおり、PDF が新しいタブで開かれるようにしたい場合は、ドライブの設定からデフォルトの開き方を変更できます。なお、すでにドライブの設定で開き方を設定している場合は、その動作が維持されます。
- 詳しくは、ヘルプセンターで Gemini in ドライブを PDF で活用する方法をご覧ください。
リリース スケジュール
- 即時リリース / 計画的リリースを利用しているドメイン: 2025 年 6 月 12 日以降、段階的に展開(最長 15 日で機能が実装されます)
対象
Google Workspace の対象エディション:
- Business Standard、Business Plus
- Enterprise Standard、Enterprise Plus
- Gemini Education アドオンまたは Gemini Education Premium アドオンをご利用のお客様
- Google AI Pro、AI Ultra
- Gemini Business*
- Gemini Enterprise*