この記事は 12 月 13 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
概要
本日、NotebookLM の最新の高機能バージョンである NotebookLM Plus が、Gemini for Google Workspace をご利用のお客様向けに提供開始されました。NotebookLM にすでに含まれている機能(9 月に導入)に加え、今回の拡張バージョンでは以下のことが可能になります。
- 音声概要、クエリ、ノートブック、1 ノートブックあたりのソースの上限数が 5 倍になる
- ノートブックのスタイルや長さをカスタマイズする
- チーム用の共有ノートブックを作成し、使用状況を分析する
- ソース、クエリ、応答を組織内に留めて、安心して利用する
対象
Gemini for Google Workspace アドオンまたは Gemini Education アドオンを使用している管理者とエンドユーザー(18歳以上)。
利点
NotebookLM Plus は、提供された情報をベースとする AI により、生産性とコラボレーションを飛躍的に向上させます。次に例を示します。
- 営業チームは、プロダクト ロードマップと機能仕様や、競合他社のベンチマーク分析、購入者への音声インタビュー、市場調査結果を NotebookLM Plus に追加できます。その結果、NotebookLM を利用し、アカウント プランを作成して購入者とのミーティングを準備することで、より迅速な情報の発見や、購入者へのより良い対応が可能になります。
- マーケティング担当者は、NotebookLM Plus を使用して、市場調査、顧客セグメンテーション分析、マーケティング ロードマップに基づき、顧客のトレンドや購買行動をまとめたり、コミュニケーションのドラフトを作成したり、キャンペーンの概要を作成したりすることができます。
- 教育分野のお客様は、自分の地域の戦略プランや教育水準、講義メモ、指定図書などを追加して、サマリー、ガイド付き指導案、議論の際の質問、テストなどをリアルタイムで作成できます。音声概要を生成して、屋外学習を行ったり、より使いやすく、理解しやすく、取り組みやすいコンテンツを作成することもできます。
補足情報
NotebookLM Plus は追加サービスであるため、NotebookLM Plus for Workspace 追加利用規約が適用されます。
NotebookLM Plus を使用する Gemini for Workspace ユーザーの場合、アップロードしたものやクエリ、モデルの回答は、モデルのトレーニングには使用されず、人間が確認することもありません。ユーザーのデータはユーザーのものであり、アップロードされたファイル、クエリ、回答がユーザーの組織の信頼境界を逸脱して共有されることはありません。
ユーザーは、自分がアクセス権限を持つ Workspace からのみソースをアップロードできます。さらに、自分のノートブックにアクセスできるユーザーを管理し、各ユーザーにきめ細かく権限を設定できます。ノートブックは、ユーザーの組織内でのみ共有可能です。
ご利用にあたって
- 管理者:
- 新しいサービスがエンドユーザーに対して自動的に有効になるよう設定されていない場合、管理者が NotebookLM を追加サービスとして有効にする必要があります。詳しくは、ヘルプセンターでその他の Google サービスを有効または無効にするをご覧ください。
- NotebookLM Plus は、Gemini API が利用可能な 180 以上の地域で利用可能です。Gemini アドオンを使用していない Workspace のお客様の場合、Google Workspace プランに Gemini を追加することで、すぐに NotebookLM Plus にアクセスできるようになります。
- エンドユーザー:
- 管理者が NotebookLM サービスを有効にしたら、notebooklm.google.com にアクセスして利用を開始できます。
- 詳しくは、ヘルプセンターで NotebookLM Plus についての記事をご覧ください。
リリース スケジュール
- 即時リリース / 計画的リリースを利用しているドメイン: 2024 年 12 月 13 日以降、段階的に展開(最長 15 日で機能が実装されます)
対象
以下のアドオンをお使いの Google Workspace のお客様にご利用いただけます。
- Gemini Business
- Gemini Enterprise
- Gemini Education
- Gemini Education Premium