Google スプレッドシートでスマートフィルを使ってデータを自動入力する
2020年10月21日水曜日
この記事は 10 月 15 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
概要
Google スプレッドシートで、列のパターンを読み取ってインテリジェントにデータを自動入力するスマートフィルをご利用いただけるようになりました。
たとえば、氏名が入力された 1 列を姓と名で分割して 2 列にするとします。Google スプレッドシートで名を列に入力し始めると、パターンの検出が開始されます。パターンが見つかると、それに対応する式が生成され、残りの列がオートコンプリートされます。
先日、スプレッドシートでスマートフィルをご利用いただける(英語)ようになることをお知らせいたしました。詳しくは、以下をご覧ください。
対象
エンドユーザー
今回の変更の意義
Google スプレッドシートでスマートフィルを使用することで、データの準備と活用がさらに簡単になります。Gmail でスマート作成を使用するとミスを減らしつつ文章をすばやく作成できるのと同じように、スマートフィルを使用すると、データ入力をより速く正確にできるようになります。
また、同様のインテリジェンスを使って Google スプレッドシートにおけるデータの準備と分析に役立つ、スプレッドシートのスマート クリーンアップもご利用いただけるようになりました。データの自動入力と分析を支援する、インテリジェントな新機能を追加することで、データを活用し、データに裏付けられた意思決定を迅速に行えるようになりました。
詳細
スマートフィルでは、Google スプレッドシートのデータに加えて、Google のナレッジグラフのデータも使用できます。たとえば、公開データを使用して、都市のリストがある国のリストをオートコンプリートできます。
Enterprise Plus をご利用の場合、会社のユーザー ディレクトリの情報を使用してオートコンプリートすることもできます。たとえば、組織専用のデータを使用して、従業員のメールアドレスを入力できます。
ご利用にあたって
- 管理者: スマートフィルは、すべてのユーザーに対してデフォルトで有効になります。この機能の管理者向けの設定はありません。会社のディレクトリの情報を管理する方法については、ヘルプセンターをご確認ください。
- エンドユーザー: この機能はデフォルトで有効になります。スマートフィルを使用する方法やアカウントで無効にする方法については、ヘルプセンターをご確認ください。
リリース スケジュール
- 即時リリースを利用しているドメイン: 2020 年 10 月 15 日以降、長期的に展開(機能の実装に 16 日以上かかる場合があります)
- 計画的リリースを利用しているドメイン: 2020 年 11 月 5 日以降、長期的に展開(機能をご利用いただけるようになるまでに 16 日以上かかる場合があります)
ご利用対象
- スマートフィルは Workspace Essentials、Business Starter、Business Standard、Business Plus、Enterprise Essentials、Enterprise Standard、Enterprise Plus、および G Suite Basic、Business、Education、Enterprise for Education、Nonprofits をご利用のお客様と、個人の Google アカウントをお持ちのユーザーの方にご利用いただけます
- スマートフィルとユーザー ディレクトリの統合は、Enterprise Plus をご利用のお客様のみがご利用いただけます
関連情報
- Google ヘルプ: Google スプレッドシートのスマートフィルを使用してデータを自動入力する
- Google Workspace アップデート ブログ: Google スプレッドシートにおけるデータの改善と分析に役立つ新機能
- Cloud Blog: ペタバイト規模のデータを Google スプレッドシートで分析する(英語)
ロードマップ
- この機能は、今後のリリースでご案内していたものです。