この記事は 10 月 10 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。



概要

Google Meet ハードウェア デバイスの管理機能について、次の 3 点の更新を行います。
 
 
フィルタ済みフリートデータのエクスポート
1 つ目の機能更新として、デバイスデータのエクスポート ファイルを生成する際、[デバイス] の一覧ページで選択した有効なフィルタがすべて適用された状態でダウンロードが開始されるようになります。これまではフィルタが適用されず、フリート内の全デバイスのデータがエクスポートされていました。 
 
 
CSV のアップロードによる一括更新
2 つ目の機能更新として、デバイスデータのエクスポート ファイル(CSV 形式)に必要な修正を加えてアップロードすることにより、デバイス設定を一括更新できるようになります。これまで、組織部門単位ではなく個々のデバイス単位で管理しているデバイス設定を一括変更するには、[デバイス] の一覧ページで目的のデバイスを選択し(一度に 50 台まで)、一括で操作できるようにするのが唯一の方法でした。今回の機能更新により、フリートの規模が大きいお客様が数百台あるいは数千台ものデバイスの設定を変更する際に、同じ手順を繰り返す手間が省け、時間を節約できるようになります。
 
 
重要な注意事項: 変更を自動的に元に戻すことはできないため、この機能の使用にあたっては、事前にヘルプセンター記事をよくお読みいただくことをおすすめします。変更を元に戻すには、変更を加える前のフリートデータ エクスポート ファイルを使用して一括更新をもう一度行う必要があります。そのため、変更前のファイルを必ず保存しておいてください。
 
デバイスを正常に一括更新するには、特定の Google Meet ハードウェアの管理者権限が必要です(大部分の変更を行うには「デバイスの管理」権限、この機能を使って組織部門間でデバイスを移動するには「組織部門の設定の管理」権限が必要となります)。また、現在のところ、この機能を使ってカレンダーを割り当てることはできません。
 
 
 
 
アラートのミュート
デバイスと周辺機器のアラートを一時的にミュートできるようになります。メンテナンスのために会議室を一時的に閉鎖する際に便利な機能です。アラートをミュートする期間を選択することや、ミュートしたアラートに関するメモを追加して他の Meet ハードウェア管理者に参照してもらえるようにしておくこともできます。[デバイス] > [Google Meet ハードウェア] > [デバイス] で [ミュート中] または [ミュート解除済み] を指定して、デバイスをフィルタすることも可能です。
 
 
また、新たにお客様レベルの設定を追加しました。[デバイス] > [Google Meet ハードウェア] > [設定] > [サービスの設定] の [新しいデバイスに関するアラート] を使用すると、管理者は新規登録デバイスに関するアラートを自動的にミュートするかどうかを指定できます。

 

ご利用にあたって

 

リリース スケジュール

  • フィルタ済みフリートデータのエクスポート: 2023 年 10 月 12 日以降、段階的に展開(最長 15 日で機能が実装されます)
  • CSV のアップロードによる一括更新: 2023 年 10 月 12 日以降、段階的に展開(最長 15 日で機能が実装されます)
  • アラートのミュート: 2023 年 11 月 7 日以降、段階的に展開(最長 15 日で機能が実装されます)
 

対象

  • Google Workspace をご利用で、Google Meet ハードウェア デバイスをご使用のすべてのお客様
 

関連情報