この記事は 4 月 9 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。



Google Cloud Next ‘24 で発表された内容の一部をご紹介します。Gemini for Google Workspace の機能改善を含む、Google Workspace における次代のイノベーションについて詳しくは、Workspace ブログをご覧ください。


概要

Google は、Gemini for Google Workspace ソリューションの拡張を続けています。その一環として、Google Workspace をご利用のお客様向けに AI Security アドオンをリリースいたします。
 
リリース時点で、Google ドライブの AI 分類機能を利用できるようになります。AI 分類を使って、IT チームは組織全体の機密ファイルを自動で継続的に特定、分類、ラベル付けできます。この機能は、お客様の組織固有のニーズに応じて独自の方法でトレーニングできる、プライバシーを保護する AI モデルを基盤としています。分類されたファイルは、既存のデータ損失防止(DLP)制御によって保護できます。
 

影響を受けるユーザー

管理者
 

利点

Workspace 管理者は、ドライブのラベルを使うことで、ラベル付けされたファイルに対するアクティビティを注意深くモニタリングし、ラベルをデータ損失防止(DLP)ライフサイクル管理ポリシーの手段として使用することで、セキュリティ ポスチャーをレベルアップすることができます。ラベルに基づいたポリシーで課題になるのは、ファイルが正しく特定されてラベル付けされないと効果がないという点です。また、手作業でのファイルのラベル付けは、管理者にとって非常に大きな負担になっていました。
 
そこで、AI 分類が役に立ちます。AI 分類は、お客様が特定したデータ分類定義と一致するコンテンツのサンプルでモデルをトレーニングすることで、テキストを抽出可能なファイルを評価して、ラベル付けが必要かどうかを確認できます。これにより組織は、従来の方法や管理者の手作業では困難であった規模と精度でラベル付けを実現できます。ラベル付けされた組織のデータは、きめ細かいセキュリティ ポリシーによって保護できます。
 

ご利用にあたって

 

対象

AI Security アドオンは、以下の Google Workspace エディションでご利用いただけます。
  • Business Standard、Business Plus
  • Enterprise Standard、Enterprise Plus
  • Enterprise Essentials、Enterprise Essentials Plus
  • Frontline Starter、Frontline Standard
  • Google Workspace for Nonprofits
 

関連情報