Google Apps で、二段階認証システムが利用可能となりました。管理者による設定の後、Google Apps アカウントへのサインインに、2つの認証が必要となります。2つ目の認証にはスマートフォンを利用し、特別なデバイスやトークンは不要です。パスワードを入力した後、ユーザーのスマートフォンのSMS、ボイスコール、またはインストールされたアプリケーションへ認証コードが送信・生成されます。これにより、仮にパスワードが流出してもそれ以上の認証が必要となり、意図されたユーザーのみがアカウントデータにアクセスできるようになります。また、信頼できるコンピューターからは、以後二段階認証をしないように設定することも可能です。
ご利用可能なEdition:Premier, Education, および Google Apps for Government
ご利用可能な言語:英語(拡張版コントロールパネル)
新機能へのアクセス方法:- Google Apps 管理者は、コントロールパネルの「Advanced Tools」より、「Allow users to turn on two-factor authentication」(ユーザーに二段階認証の使用を許可する)にチェックを入れます。ユーザーは各々この機能のオプトインする必要があり、すべてのユーザーに対してオプトインを必須とすることはできません。- ユーザーが二段階認証にオプトインをした後、認証コードとは別にアクセスコードを入力する必要があるケースがでます。二段階認証フィールドのないアプリケーションでは、デバイス・アプリケーション毎に1回、通常のパスワードフィールドにアクセスコードを入力します。アクセスコードが必要となるデバイス・アプリケーションは以下の通りです。アンドロイド端末のGmail, Google カレンダーActiveSync for Windows Mobile and iPhoneThunderbird などの IMAP クライアント- 管理者は、いつでもユーザーの二段階認証を停止することが可能です。(上記チェックボックスまたは各ユーザーの設定ページより)- SAML SSO を利用している場合、この機能はご利用いただけません。
より詳しく:http://googleenterprise.blogspot.com/2010/09/more-secure-cloud-for-millions-of.html (英語)ヘルプセンター: http://www.google.com/support/a/bin/answer.py?hl=en&answer=175197 (英語)
「Google Workspace の最新情報」というヘルプセンターのページでは、「Google Workspace アップデート ブログ」には掲載されていない細かな変更も含めた Google Workspace の新サービスや新機能についてご紹介しています。