この記事は 5 月 8 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
ここでは Google Cloud Next ‘24 で発表された内容の一部をご紹介します。Gemini for Google Workspace の機能強化を含む、Google Workspace の最新イノベーションについて詳しくは、Workspace ブログをご覧ください。
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この記事は 5 月 8 日に英語版ブログに掲載された記事を翻訳したものです。
ここでは Google Cloud Next ‘24 で発表された内容の一部をご紹介します。Gemini for Google Workspace の機能強化を含む、Google Workspace の最新イノベーションについて詳しくは、Workspace ブログをご覧ください。
概要
スプレッドシートでのデータ更新といった反復的な作業には時間がかかりがちです。また、1 つのドキュメントを複数の人が更新している場合には、データの構造や書式を維持するのも困難になることがあります。
この状況を踏まえ、このたび Google スプレッドシートに表機能が追加されることになりました。表でデータが不揃いの範囲を選択して書式や構造を揃えることで、スプレッドシートを簡単かつすばやく作成できます。データ範囲を選択して [表示形式] > [表に変換する] をクリックすることで、列の種類、フィルタ、色分け、プルダウン メニューなどの書式設定や配置を綺麗に行えます。
次のような表機能を使うことで、これまで手作業でデータ書式設定かけていた時間を短縮できます。
- 書式の自動適用: データを表に変換すると、それらのデータに書式が自動的に適用されます。入力データがすべて適切に揃うので、手動で変更する手間が軽減されます。色の変更や行の高さの再調整などを行って、表をさらにカスタマイズすることも可能です。
- 列の種類: 各列に適切な列の種類(日付、通貨、プルダウンなど)を設定できます。表内に入力されているデータが、その列の種類に沿った正しい書式になっていることが確認されます。設定された列の種類に沿っていないデータが入力されている場合には、警告が表示されます。
- 統合型のメニュー: 表の上に、表単位の設定の管理(表範囲の調整など)や操作(表のフィルタ表示の作成など)を行うためのメニュー オプションが表示されます。
- 表参照: 表参照は、表または表の一部を数式内で参照するための特別な方法です。データを表に変換すると、その表と各列の見出しに自動で名前がつきます。表の要素を名前で参照している場合、表のデータを追加または削除するたびにその参照が更新されます。たとえば、明示的なセル参照 =COUNTIF(B2:B10, “P0”) の代わりに表参照 =COUNTIF(Task_tracker[Priority], “P0”) を使用できます。
表機能を使うと、
グループ化という新しい種類のビューも設定可能です。このビューでは、選択した列をもとにデータをグループに集約できます。たとえば、優先度が同じデータを次のようにすべて 1 か所にグループ化できます。
また、書式設定済みの表も利用可能です。この表を使えば、プロジェクトや在庫の管理、イベントの計画といった日々のタスクでよく使うデータの種類に合わせてデータを入力でき、スプレッドシートをゼロから構築する必要がありません。
影響を受けるユーザー
エンドユーザー
利点
表機能を使うことで、これまでとは違う新たな方法でデータ整理を行い、簡略的にデータを作成し、データの書式設定・入力・更新に必要な反復作業を減らすことができます。また、広範囲へのデータの共有を、完全性と整合性を保ちながら自信を持って行えます。
表機能は、プロジェクト追跡やイベントの計画、在庫管理といった情報の把握および整理にとても有用です。
ご利用にあたって
- Google Workspace をご利用のすべてのお客様、Google Workspace Individual に登録されているユーザーの方、個人の Google アカウントをお持ちのユーザーの方
関連情報